Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

SHIIYA VILLAGE


新潟にもようやくこのような、自然と一体化するサウナ専門店が増えてきた。2022年7月にオープンしたということだ。

雑誌「サウナブロス」にも紹介されていた。予約を取って訪れるまで、「この建物がSHIIYA VILLAGEだったのか。」と気づかなかった。私の帰省経路に堂々と立っていた。いつも目にしていた。

webサイトから予約をするのだが、2時間半で2,200円と、かなり安い設定。The Saunaもちょっと前は、2,500円だったよな。どんどん人気が出て、1,000円も上がっちゃったけれど。ここはそんなに上がらないでほしいが、物価が高騰していて、人気も上がってくるから、そうなるかもしれない。

時間帯上限8人と人数が決めれられているのだが、サウナ室は8人が最上段に座ると、肩がくっつきそうな感じになってしまう。コロナも落ち着いてきているから、大丈夫なのかな?店員はマスクはしていなかった。

入ってみると、温度計は80℃を下回っていた。しかし、汗が噴き出てくる。いい室温を保っているのだろうし、セルフロウリュウもできる。ロウリュウはほうじ茶で、かけるとほうじ茶のいい香りがただよってくる。このサウナ室、とってもいい。薄暗いし、香りもいいし、新潟にもこんなサウナがどんどん増えてほしい。好きだったサウナはテレビが設置されて、もう行かなくなってしまった。スーパー銭湯や温泉併設のサウナには行けない体になってしまった。

20分ごとぐらいに薪をくべに来てくれる。サウナストーブはそれほど大きくないので、ちょくちょく火が弱く感じる時もある。まぁ、変化があっていいのかもしれない。

水風呂は、きっと湧き水。とても柔らかい冷たさを保っていて、建物内に2m四方ぐらいのが1つと、屋外に樽の水風呂が1つ。初めて行ったときは、2つあったのだが、1つ無くなっていた。修理中だろうか?

そして外気浴スペースも広くとってあり、リクライニングチェアがふんだんにある。初春だから日差しが弱かったけれど、真夏だったら、あまり影がないので、厳しい日差しにさらされてしまう。テントでも建ててくれるのだろうか?


なんと、「水冷浴」を海でおこなう事もある。外気浴スペースの扉を開けると海まで歩いて1分、海にダイブできる。3月の海にまさか入るとは思わなかったが、訪れた日は気温も18℃と高く、最高の「水風呂」となっていた。かなり冷たいが、サウナに入っているから海パン一丁で入れる。

この値段で、この施設という、とても贅沢な感じ。ロビーには暖炉があり、ちょっと冷えた体を温めることが出来る。ところどころ作りたてで、立て付けが悪いところもあるが、古民家を改築した建物なので、そこら辺も味があって良い。宿泊も、食べ物もこれから出来るようにしていくということで、とても楽しみなサウナ施設だった。

ただ1つ残念なのが、温かい風呂が無いというところ。気温が高ければ入らなくてもよいのだが、真冬はさすがに体が冷えてしまうと思う。それがこの値段の理由なんだろうか?

帰省する週末にちょくちょく寄ることにしよう。

shiiyavillage.com

やひこYYパーク

サウナ

今年の初サウナ。新潟市から弥彦に向かい、弥彦神社を通り過ぎた後、ちょっと山の方に登るとある。
yypark.jp

去年の最後のサウナは9月末だったから、3カ月以上ぶりのサウナ一発目としてはとてもいいサウナを見つけた。

というのも、人がいない!そして新しい!水風呂が冷たい!

平日午前、開館とほぼ同時に行ったからかもしれないが、ほぼ貸し切りだった。グランピングがメインの施設なのだろうけれど、1,000円で温泉とサウナに入れる。サウナは着衣(水着)で男女同サウナとなる。まずまず広くてコロナ状況でディスタンスをとっても8人位入れる。そんなに広いが、それに比べて水風呂はちょっと狭いかも。しかし、外にはプールがあり、それを水風呂だと言い張れば、十数名が同時に入れる水風呂だ。

プール(水風呂?)

プールはちょっと水温が高い。水風呂は冬のこの季節だから、20秒と入っていられない冷たさだった。丁度天気も良く、風もなかったので、体を拭いて気持ちよく外気浴ができた。

サウナは80℃程度とちょっと温度が低めで、数人入ってくると、75℃までにもなってしまったが、グランピング施設併設だから、サウナメインで訪れる人もいないという設定で、サウナ初心者にはいいかもしれない。オートロウリュウが30分おきに始まり、それが始まると、ちょうどいい熱さにはなる。

オートロウリュウ開始時には、サウナの外にある回転灯とブザーが発動し、外にいる人にも教えてくれるという親切さ。

外気浴スペースにあるボタンを押して店員さんを呼び、飲み物等を注文できる。オロポもあるから、サウナのことをよく知っている経営者なのだろう。LINEお友だち登録で、初回ドリンク無料だったので、お得だった。

施設的には800円程度で温泉&サウナというところが県内にはたくさんあるのだが、

  • 広いサウナ室
  • テレビが無いサウナ室
  • 冷たく広い水風呂
  • オートロウリュウ
  • 人がいない!

ということを兼ねそなえた新潟県内の予約無しで行けるサウナは、ここしか無いだろう。1,000円を払う価値が充分にある。ただ、もうちょっとサウナと温泉の温度が高めだと嬉しいんだよな。

湯めごこち


今年初の県外サウナだろうか?「富山」「サウナ」で検索すると、様々なタイプの施設がヒットする。富山市内のサウナで有名どころは数カ所いったので、今回は立山のサウナに行く。

富山県のサウナは、水風呂が上質という印象を勝手に持っている。立山からの湧き水がふんだんだと思っているからだろうか?今回のサウナの水風呂は湧き水を使っているかどうかは確認していないけれど、真夏の30℃超の気温でありながらも、16℃前後の冷たい水風呂を堪能できた。きっとチラーで冷やしているのだと思うが、広い水風呂があのくらい冷えていれば言うことなしだった。

サウナ室の温度計は90℃までいっていなかったが、汗が噴き出すほどの熱さを感じた。湿度が丁度良かったのだろう。結構広くて、間隔を空けずに座れば20人程度は入れるはず。コロナによる人数制限はかけられていなかった。空いている時間帯に行ったので、余裕で快適に蒸されることができた。

スーパー銭湯で、施設が充実していた。広い畳敷きの休憩所にマンガはたくさんあり、床屋、マッサージもあった。

食堂ではテレビが大きな声でがなり立てていたのがちょっとうるさかったが、天麩羅氷見うどん(¥1,100)を注文して、堪能できた。これも「水がいいから」という思い込みだろうか?連れのそうめんも美味かった。

1人850円で、ちょっと値が張るが、1日中ゆっくり過ごせると思えば、そのくらい払って当たり前だろうと思う。富山市内の超有名サウナは、3時間1,600円なんだから、それほどゆっくりするつもりの無かった私としては十分だ。

新潟県に比べると富山県のサウナは充実している気がする。時間があったら富山遠征を続けたく思う。

The Sauna 1号棟ユクシ


1号棟ユクシには初めて入った。

2号棟の2階建てとは違って、ストーブが目の前にある。座るところは2段ベッドの2階のようなところなのだが、目の下にストーブの火がガンガン燃えていて、輻射熱で頬や耳の端が痛く感じる。そしてロウリュウするとダイレクトに蒸気が上がる。

とても熱く、タオルで顔を覆っていないと耐えられない感じなのだが、これがまた癖になる。2号棟とはまた違った楽しさがあるが、初心者には難しいのかな?ロウリュウも座る場所によって感じ方が違う。ストーブに一番近い席よりも、入り口近くのストーブと対角になっているところの方が蒸気がたまるのか、かなり厳しい熱さになるのだが、かなり癖になってしまう。

そして初めて野尻湖ダイブをしてきた。歩いて道を渡って行くのだけれど、ちょっと蒸し暑い日だったので、それほど冷たくも感じなかった。「ダイブ」というから、じゃぼーんと入るのか?と思いきや、遠浅なので、歩いて進み、膝ぐらいの深さになったら横になる。

湖の底に堆積している砂なのか、他のものなのか、足にまとわりついて、海パンの中にも入ってくる感じで、ちょっと爽快さは感じられなかったな。敷地内に常設している水風呂の方が気持ちが良かった。野尻湖に入ってから、そのままサウナに入るのがためらわれたので、水風呂で砂等を流した。

それはそうと、サウナがあまりにも良かったので、いつもは3サイクルで終わりにするのだが、4サイクル目にも突入する。1人で行くサウナだからこそ、他人に気を遣わずに楽しめるのがいい。ここのサウナを経験したら、他人が気になり、時によってはイライラながら入るかもしれない他の温浴施設のサウナにはいけない。秒でととのってしまうのも不思議だ。2,500円だし。

今日はここのレストランでの食事はせず、サウナ飯は帰りがけ妙高市の食堂に入った。時間が早いせいか客は誰もいずゆっくりできた。750円のフライ定食を夕食にして、最高の夕暮れを体験してきた。

真冬のサウナの入り方と、脱週イチサウナ宣言

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上越の雪はすっかり解けて、もう春である。1月から回数券を買って、週1回かわら亭に通い詰めた。3カ月10回5,000円である。1回500円。しかし、3カ月で使い切るには、週1で行かねばならぬ。

真冬のサウナは、外気浴がもう、修行だ。気温5℃以下なんてざらだ。かわら亭の水風呂なんて、10℃よりちょっと上ぐらいなのか?と思うくらい、キンキンに冷えている。1分と入っていられない。

そこでの外気浴、体を十分に拭いて、露天風呂のヘリに座り、足は露天風呂の中に入れておく。これが良い。真冬の外気浴で辛いのは、足である。足もとが冷たいと、それが気になって自分に入り込めない。足もとだけでも暖かくすると、いい感じでいつまでも座っていられるのだ。

だから、理想の外気浴は、外に足湯があるところなのだろうけれど、そんな施設はどこにもない。

まぁ、これで真冬のサウナでは、結構ととのえる。しかし、これは、ととのっているのか、あまりにも寒くて凍えているのか、ちょっと混乱しながら、寒い寒いと思ってサウナ室に入ると、至福の時を迎えられるのだ。

サウナに入った後、積もった雪にダイブ!ができるかな?と思っていたのだが、今冬の妙高は、雪は多かったけれど、結構湿った雪で、かわら亭に積もっていた雪は、ガリガリの雪だった。降りたてだったらよかったのかもしれないけれど。

《脱週イチサウナ》
新潟には、サウナメインの施設が皆無だ。温浴施設にサウナが付いていたり、温泉がメインで、サウナは申し訳程度に付いていたり。サウナメインの施設も最近できたのだが、水風呂が海だったりと異端だ。

だから、新潟にはまだまだサウナ文化が根付いていないと思う。サウナ文化とは、何かというと、「サウナでのマナー」を守る人がサウナを楽しむ施設がたくさんあるということだ。サウナメインの施設があれば、当たり前のマナーを守れる人に愛されるだろうし、店側もそれを発信するはず。水風呂に汗を流さず入ったり、サウナ室で喋ったり、サウナ室で汗をだらだら床に落としたりというようなことは少なくなるはず。

サウナしきじや、ホテルニューウイングのような施設が新潟にできないものだろうか?

サウナを知って6年だが、新潟県内の主たるサウナに入っていったが、サウナメインの施設というものは無かった。ところどころ残念な部分があり、残念な客がいた。

「今年は週1でサウナに行くぞ!」と新年の目標に掲げていたが、毎回、「今日は当たりかな?、外れかな」とビクビクしながら行っている自分がいて、「これって、癒しになっていないよな。」と思ってしまった。もちろん、広い風呂に入れるとか、真っ裸で外気に当たるということは、アパート暮らしではできない体験なのだけれど、1人マナーを守れない人がいるだけで、せっかく500円以上払って行った癒し空間が台無しになる。

最近はコロナのせいで、サウナ入室人数も制限されていて、平日夜行っても混んでいるときもあり、「あ、今のうちサウナに入らなきゃ。」「あ、今のうち水風呂に入らなきゃ。」なんていつも気にしていなければならない。目の前では、ガチャガチャした色のあふれたテレビが流れていて、心の中もそんなことを常時思っていなければならないし、全く癒しにならない。これを週1で行い、たまにある、客が少ない「最高の時」を体験するために、他のほとんどの「イライラする時」を我慢するって、本末転倒だな、と思った。

だから、この回数券がなくなったら、しばらく常時サウナに行くのはやめようと思う。その分お金を貯めて、比較的近い「The SAUNA」とか、ちょっと遠いナスパニューオータニのサウナとか、2〜3カ月に1回行ければいいのかな?とも思う。

それでも、もっとお金を貯めてサウナの聖地に旅行したり、はたまた、テントサウナを買うしかないのかな?

スパ&ラウンジ長潟

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今年最後のサウナは、スパ&ラウンジ長潟にした。会員ではないので、風呂のみ1回2,199円を払わねばならないのだが、HOT PEPPERビューティーの年末サービスポイント3,000円分が付与されたので、60分のマッサージとセット(5,170円)で予約した(支払ったのは、2,170円)。そうでもなければ、高額で入店できない。

とはいっても、月額8,799円で会員になれる(風呂のみ)。ここの近くに住んでいたら、きっと会員になっていたと思う。高額だから、空いているし、施設も新しい。ラウンジも広い。サウナはボナサウナで、90℃前後の温度ながら、湿度が適度で、たっぷり汗をかける。しかし、サウナにテレビがあるというのが玉に瑕。露天風呂にもテレビがある。テレビがあったら、リラックスできないということを、サウナ施設の人はわかって欲しい。特にこういう高級店は。最近はもう慣れてきたけれど。

外気温3℃でありながら、外気浴をする。水風呂につかった後は、3℃も耐えられるのが不思議だ。荒天だったが、ちょうど外気浴している時は雲の切れ目から青空が見えるほどだった。風が強いが、だんだんぼーっとしてくる。これはととのってきているのか、意識が遠のいているのか微妙な感じだ。その後、熱い湯に入ると、体全体がビリビリ痺れて来る。冬のサウナはこれが体験できるからよい。

マッサージの時刻はもちろん決まっていて、サウナの時間を1時間に設定していたから、ちょっと足りなかった。好きなだけサウナに入って、その後好きな時刻にマッサージに行けたら最高なんだけれど、それは叶わないんだろうなぁ。

今日のととのい度→4 ★☆☆☆☆

今年のサウナ回数は32回。ちょっと少なかった。週1回なんて全然行けていなかった。上越のアパートを引っ越して、風呂が極端に狭くなったので、来年はホームサウナの3カ月回数券を買って、週2回行くことを目標にしよう。3カ月回数券は実質1回約500円になる。ホームサウナは冬期間、外の水風呂が閉鎖だから、ちょっと不満なのだが、それでも500円であの温泉に入れるんだったらそれでもいいと思う。サウナに入った後、ビールを飲まず、食事のみをして寝ると快眠度は極端に上がるというのを何度も経験したので、最近は酒飲んで酔っぱらうよりも、快眠した方が心地が良い気がしてきた。歳なんだな。

今年はThe SAUNAに行けたのがとても良かった。初夏に生き、ちょうどいい感じで涼しかった。真冬にも行ってみたいが、体力的にどうなんだろうか?しかし、あの丸太小屋のサウナはいい経験だった。最近は予約開始と共に即満杯のようだ。宿泊とセットのコースもあるので、それなら予約が取れそう。

テレビの番組ではサウナ特集が今年特に増えた。サウナが取り上げられて、施設も増えるのもいいのだけれど、誰でも彼でもサウナに行き、混んでしまうのが残念だ。マナーも知らない人がサウナ内で喋るわ、汗も流さず水風呂に入るわ、やめてほしい。ブームで終わって、「サ道」1st Seasonの時代に戻って欲しいなぁ。それももう夢なのか。

それから、県外サウナに全く行かなかったな。県外自体ほぼ行っていないのだけれど。

今年の月別サウナ回数
 1月 2
 2月 2
 3月 4
 4月 2
 5月 2
 6月 3
 7月 4
 8月 3
 9月 3
 10月 2
 11月 1
 12月 4
 合計 32回

秋の空は何の比喩か?(かわら亭)

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こんなタイトルでもサウナの記事です。

かわら亭の外の水風呂も、10月下旬までということで、それまで満喫しようと思って行ってきた。この夏ぐらいから、露天風呂にある庭にベンチが設置され、そこで横になることができ、いい天気だったので、秋の空を眺めてきた。

仰向けになり、目をつぶって風を感じ、目を開けるとさっきの空とは違うものになっている。いい風だったので、上空の雲の形が違ったものになっていたのだ。

「○○心と秋の空」というけれど、秋の空は夏に比べて変わりやすい、ということなのだが、新潟の冬に比べたらそれほど変わるわけではないよなぁと思いながら、ぼーっと見つめていた。「男心と……」と「女心と……」では、「秋の空」比喩の使われ方がちょっと違うようだ。
allabout.co.jp

「男心と……」の場合は、「いろんな女性を好きになる」という意味で使われ始めたらしい。いわゆる「移り気」というわけだ。これだったら、「秋の空」が、雨だったり、晴れたり、曇ったりと目まぐるしく変わるという意味の比喩で使われていることになる。

「女心と……」の場合は、喜怒哀楽、様々に変わるということなのだが、これは、私が今日見た「秋の空」、晴れているのだけれど、どんどん雲の形が変わって別の様相を見せている感じだ。今日は「女心」のような空を眺めてととのってきた。

サウナに行ってととのうと、悲しい気持ちになってくる。これはなんだ?と思っていた。テレビ東京の「サ道」(1シーズン)でも、原田泰造がととのっているときに涙を流していたシーンがあった。今日もちょっとそんな感じになった。

ネットで調べてみると、リラックスして、副交感神経が興奮し、涙が流れてくるというのだ。
www.j-cast.com
夕日を見ると悲しくなるというのと同じらしい。

それから、サウナや温泉に行くと、子どもたちの小さい頃の姿もセットで思い出す。

この感じは、「懐かしさ」や「悲しさ」や「愛おしさ」と同じようなものなんだと思う。

今日のととのい度→5 ☆☆☆☆☆