中村文昭著「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」を読んだ。
その中にこんな記述があった。
小学生の女の子が、塾にも行かず、家庭教師もつけず、それほど家庭で勉強もしていないのに、成績が上位になっているというのだ。その子はいつも何をしているのかというと、いつも家に帰ってからお母さんに学校での勉強内容を教えてあげているというのだ。
お母さんは子どもの頃あんまり学校に行けず、世の中のことや勉強のことがよくわからなかったそうだ。人と世間話をしていても知らないで恥ずかしい思いをよくしていたそうだ。そこでお母さんが少しでも恥ずかしい思いが無くなるようにという思いで、娘が学校で教わったことを毎日お母さんに教えてあげていたら、自然と本人の成績も上がっていったそうだ。
なるほどー、学力向上で一番必要なのは、授業時間でも、テストでも何でもなくて、「必要という思い」なんだなー。
- 作者:中村 文昭
- 発売日: 2003/06/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)