Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

国語表現の教科書

教科書選定の時期だ。毎回ながら国語表現で使える教科書がほとんどない。教科書はなぜか買わせなければならない制度になっているので、教科書を持たせるのだが、毎回ほとんど使わない。

いったい誰があの教科書を作っているのだろうか?国語表現の授業をしたことがある人が使っているんだろうか?新カリキュラムの時に目玉として導入された国語表現だが、きっとどこの学校でもほとんどおざなりに扱われて、教科書会社に意見が反映しないんだろう。

使えないというのは、授業の核が「表現」であるにも関わらず、文章読み取りの内容しかない。「表現の仕方について書かれてある文章を読む」というのがほとんどなのだ。

しかし、今回よくみて、よかった教科書は、京都書房のものだ。京都書房の国語関連のワークは定評があった。教科書も「使える」内容が入っていた。しかし他の出版社のものはほとんど使えない。

おや?ということは、私が国語表現のワークブックなんかを出版すれば売れるということか?ネットでは販売まがいのことをしているんだけれど、これをまとめれば……。