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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

つがわ式記憶法

池田修さんの「教師になるということ」で「つがわ式記憶法」が紹介されていた。この手法で漢字がバシバシ覚えられたというのだ。

さっそく本を買ったり借りたりしてやってみた。初めにやった「薔薇」という漢字が、書けるようになった。やったすぐ後ではなく、今でもかける。今まで私は覚えられなかった。

この方法は、今まで漢字学習によくありがちな「何度も書いて覚える」とは全く違うやり方。「書かないで覚える」というものだ。まぁ、書かないと覚えているかどうかは分からないので、「覚えるために何度も書く」ということはしない。

確かに覚えられるような気がする。以前の記事で書いたように、たくさん同じ字を書くとゲシュタルト崩壊を起こして、訳分からなくなるから逆効果なんじゃないかな?と思っていた。しかし、それに対抗する漢字学習法は分からないままでいた。

しかし、この方法は自分自身直感的に受け入れられた。「何回も書いて覚えなさい。」という指導自体、学習者によっては間違った部分を含んでいるということがわかり、一概にそう口に出してはいけないという確信を得た。

さっそく授業でやってみよう。池田修さんの実践では、絶大な効果があったそうだ。

教師になるということ

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世界最速「超」記憶法 (講談社+α新書)

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