池田修さんの「教師になるということ」で「つがわ式記憶法」が紹介されていた。この手法で漢字がバシバシ覚えられたというのだ。
さっそく本を買ったり借りたりしてやってみた。初めにやった「薔薇」という漢字が、書けるようになった。やったすぐ後ではなく、今でもかける。今まで私は覚えられなかった。
この方法は、今まで漢字学習によくありがちな「何度も書いて覚える」とは全く違うやり方。「書かないで覚える」というものだ。まぁ、書かないと覚えているかどうかは分からないので、「覚えるために何度も書く」ということはしない。
確かに覚えられるような気がする。以前の記事で書いたように、たくさん同じ字を書くとゲシュタルト崩壊を起こして、訳分からなくなるから逆効果なんじゃないかな?と思っていた。しかし、それに対抗する漢字学習法は分からないままでいた。
しかし、この方法は自分自身直感的に受け入れられた。「何回も書いて覚えなさい。」という指導自体、学習者によっては間違った部分を含んでいるということがわかり、一概にそう口に出してはいけないという確信を得た。
さっそく授業でやってみよう。池田修さんの実践では、絶大な効果があったそうだ。
- 作者:池田 修
- メディア: 新書
- 作者:津川 博義
- 発売日: 2004/12/21
- メディア: 新書