NHKの「プロフェッショナル」でイチローがでていたのをごらんになった人も多いと思う。イチローが試合前にすることは、同じ作業や動作を淡々とこなし、そうすることによって集中力を高め、試合に持っていくということだ。
考えてみれば、自分も学生時代、何か儀礼的な作業をして受験勉強をしていたように思う。勉強する教科の順番も同じで、決まった時刻になるとスポーツニュースを見て休憩し、その後も勉強をしていた。
つまり、茂木さんも言っていたが、集中力というのは、所作や動作をすることで高めていくしかないんだろう。
以前にも書いたが、授業始めの10分間読書をしたあと、授業にすんなり入れるのは、実はこういう意味があったのか。朝の読書の効果で「集中力」をあげる生徒がたくさんいるのは、こういう仕組みがあったのかと今初めて気がついた。