Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

ウソをつく

夜、長男がウソをついた。昨年はよくウソをついていたが、今年はそれほどでもなかったので、久しぶりに付いた。

夕食の時私が「連絡帳は?」と聞いたら、「配り係が配らなかったからないや。」と答えた。連絡帳は親がそれを呼んで、ハンコを押さなければならないのだ。

「連絡帳に自分で連絡書いたのにどうしてないの?」「連絡書いたら集めて先生のところに出すの。」「配り係はいつ配るの?」と聞いたら、「お昼休みが終わったあと。」と答えた。

配り係が配らないで、連絡帳が集まったまま先生が放置するはずはないなぁと思いながらも、まぁ、そんなこともあるかな?なんてことでその時は受け流していた。

そうしたら後になって長男は連絡帳を持ってきた。「どうしたの?」と聞いたら「連絡帳袋じゃない別のところにあった。」と答えた。「じゃあ、なんで配り係が配らなかったなんて言ったの?ウソ言ったんだね。」と穏やかに言ったら「うん」と言って泣き出した。

「最近ウソを言わなかったけれど、またウソを付いたね。連絡帳が見つからなかったとき、どうすればよかったの?」と聞いたら、「見つからないからもう一度探してくるって言えばよかった。」と泣きながら答えた。私は「そうだね。ウソ付いちゃだめなんだよ。ウソ付くと誰にも信じてもらえなくなるんだよ。」と言った。

赤坂さんのブログの記事があったので、頭ごなしに怒るのではなく、どうすればよかったのかを考えさせてみました。赤坂さんの言いたいこととはずれているかもしれないけれど、私が怒鳴らずも泣き出したということは、本人は悪いことをしたと思っているからなのかな?

その間、次男は私に話しかけたり、兄ちゃんをかまったりと、気まずい雰囲気をちょっとでもなごませようと行動していました。なかなかいい味出しているぞ、次男!