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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

席替え

席替え

席替えをした。席替えをすると湧く。おもしろい。

私は人間関係の固定化が腐敗を生むと思っている。同じ人だけと接していると、甘えが生まれ、緊張感がなくなる。クラスは安心を求める場所であると同時に、切磋琢磨する場所である。だから席替えをする。

席替えをすると普段あまり接しない人と近くになり、接する機会が増える。「なんだ、この人は、こういう人だったのか。」とか、「この人は話しにくい人だと思っていたけれど、そうでもないのか。」とか、いろんな情報が自然と入ってくる。体験することにより、知らなかったことを知ることにより、「身近」に感じられるようになる。

人間はメディアによって伝えられる情報より、自分の肌で感じる情報(感覚)の方が信用できるものだ。

異文化も同じ。マスメディアや、いかがわしいメディアからたくさんの情報が入る。インターネットの情報なんて、「こう書いた方がおもしろい(注目を浴びる)。」というメディアだから、話半分で受け取らなければならないのに、自分も「こう読み取った方が楽だ。」と受け取ってしまう。

しかし実際に異文化を体感してみると、「なんだ、こうだったのか。」ということがほとんどだ。今まで無知で毛嫌いしていたものも、そこに行って立ってみると、とたんに「身近」に感じられる。

身近に感じるととたんにファンになる。面白いもので、私は数カ国外国に行ったが、みんな身近に感じられて、ファンになっている。「行っても嫌いだ。」ということはない。人間なんてそんなもんだ。