Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

自由の森学園


久米宏のラジオなんですけどの「今週のスポットライト」に,自由の森学園(埼玉県飯能市)の理事長が登場した。なんと,星野源自由の森学園の卒業生だそうだ。

久米さんの鋭いつっこみに,言葉を選びながら,子どもたちに変な被害が及ばないように発言している鬼沢真之さんがとても真摯な人なんだという印象を受けた。

今までの中学校や高校の枠をとっぱらった学校を作っているようだ。テスト無し,高速無し,カリキュラムも「一般的な」学校とはちょっと違うようだ。寮も併設していて,4月からは寮の給湯器は薪で加熱するらしい。電気も100%再生可能エネルギーに切りかえたそうだ。

これから日本や世界は大転換期を迎える。今までの知識をため込んでおけば大学に入れて,仕事ができてという時代では無くなってくる。そんな中,教員の意識改革だけで子どもたちに大転換期を乗り切れる力がつくのか?根本的なカリキュラム変革が必要なのでは?と思ってしまう。教科学習だけでは無く,学校生活から全てのカリキュラム変革だ。

「今までの知識をため込む学習はしていません。」とやんわりと多くの学校の評価方法を批判しているところが魅力的。一体どういう授業をしているんだろう?視察に行ってみたい。