Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

ネット社会は子どもの未来を明るくするか?

町山智浩のアメリカの今を知るTV In Association With CNN | BS朝日で,ネット依存の番組を観た。

ネット依存がひどくなり,自殺してしまった事例が出ていた。また,過去にトラウマになる被害を受け,誰にも相談できず,ネットゲームにはまり自殺をくり返すという事例もあった。この事例で,つながりを求めてネットに入ったのだが,孤独を感じ自殺願望が高くなっていったという。

インターネットは簡単に誰とでもつながれるのだが,それはバーチャルなつながりで,ネットに依存すると本当のつながりを感じられなくなり,孤独感が増すのだろうか?

学校は「本当のつながり」を実感できる場にならなければいけない。

シリコンバレーにあるある小学校は,デジタルデバイスを一切使わず,手に取れる教具とリアルに存在するおもちゃで教育活動をしているという。そこに,GoogleAppleなどの最先端ICTメーカーに努める親の子どもが通っているという。

ICTサービスやICT機器を生み出している会社社員は,自分たちがどのように危険なものを作っているのか知っているということだ。恐い話だ。