Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

鵜の浜人魚館


今年の新規開拓サウナ8件目。検索で今まで全くヒットしなかったが,なぜかたまたまヒットして,いってみた。自動車で30分圏内のサウナには行き尽くした感がある。といっても,サウナがあればいいということではなく,水ぶろがあるかどうかで行くかどうかを決める。鵜の浜人魚館のホームページには,水ぶろの写真はなかったが,説明にはあったので,行くことにした。「人魚伝説」もちょっと気になっていたので。

行ってみて,こんな大きい施設があるなんて,全く分からなかった。いつも近くの道路は通るんだけれど。食堂とプールも併設している施設だった。風呂は温泉で,黄色がかったお湯の色だった。

さて,サウナは,写真にはマットが敷いてあるが,実際に入って見ると敷いていない。ということは,入った人の汗が木材に染みこんでいるということだ。そのせいで,入るとムッとする匂いを感じる。ちょっと履き古したスニーカーの匂いに似ている。それでも3分ほど中にいれば,気にならなくなるほどの匂いだ。

最初に入ったときは,ぬるく感じた。ここもぬるいのかぁ!とがっかりしたのだが,2回目は十分熱かった。インターバルを置いてヒーターが稼働していて温度調節をしているんだろうけれど,ヒーターが稼働している時には98℃くらいになる。ぬるいと感じたときは91℃くらいだった。この温度差はどうにかしてほしい。

サウナ室内は,照明が明るいが,テレビがないというのがよい。浴室内のBGM(落ち着いたオルゴールの音)がかすかに聞こえてきて,雰囲気としてはいい。匂いは何とかしてほしいなぁ。

水ぶろは狭く,大人2人でいっぱいだ。それほど冷たくはない。しかも,循環しているのかどうか,水が足されているのかどうかちょっとわからない。水の中に浮いている白いものは湯ノ花なのか,垢なのか,これもよくわからない。温泉だったら湯ノ花なんだろうけれど,水ぶろはどこの水なんだろう?ちょっといやな感じ。

休憩ベンチはないのだが,浴室内に不思議な腰掛け場所がある。これは腰掛けるために作られたのか?タイル張りで作られていて,座るところは白木である。

露天風呂があるので,外気浴でも,と思ったが,座るところがない。露天風呂の縁に腰掛けて,足だけ湯につけていた。海からのちょっと強い風が,最近気温が高いせいで,心地よく感じる。これはこれで休憩の方法としては効果的なのかもしれない。空いていたからできるやり方だけれど。

水ぶろがぬるいせいで,それほどととのわなかったが,夜はいつもよりもぐっすり眠れた。サウナ効果,ハンパねぇ。

今日のととのい度→1 ☆★★★★


さて,人魚伝説とは何なのか,サウナの帰りに人魚伝説の碑を訪れていた。いつも新潟市に帰るときに立て看板があって気になっていたのだ。入って見ると,公園ではなく,本当に碑が立っているもので,どんな伝説なのか?と思ったら,以下のようなものだった。

母1人子1人で暮らしていた男性には,母親の認めた許嫁がいた。しかし,佐渡から来たという美しい女性と浮気をし,毎夜その女性と海辺の常夜灯の下で逢瀬をくり返していた。母親が「1日くらいは出かけないでいても罰は当たらないでしょう。」と引き留め,その夜は家にいた。次の日その女性の髪を振り乱した遺体が浜にあった。男も後追い自殺をした。

あれ?人魚は?

佐渡から来た女は人魚だったのか?よく分からない伝説が,碑の近くの看板に書かれていた。