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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド


2019年 アメリ
「たまむすび」で町山智浩さんの解説を聴いていたのだが、観るまでその解説の内容をすっかり忘れていた。1950〜1960年代の映画業界の話だし、デカプリオとブラピが共演するし……と思って、観に行ったら、分からないところだらけ。観てから町山智浩さんの話を思い出した。

シャロン・テート事件という、当時の人気女優をヒッピー集団が惨殺するという事件がベースにあって、そこに向かって話が進んでいく。ちょっと落ち目のアクション俳優デカプリオとそのスタントマンのブラピの面白い関係や、ウエスタン映画がアメリカでは下火になって、マカロニウエスタン映画に出演するようになるとか、当時の映画事情も描かれている。

小学校の頃、テレビでよくマカロニウエスタンをやっていて、よく観ていた。当時は私は世界地図なんてほとんど頭に入っていなくって、ウエスタンといえばアメリカなんだけれど、メキシコあたりで作っているのかな?と勘違いしていた。イタリアだった。そうだ、マカロニってイタリアだよなぁ。イタリアの場所もほとんど知らなかった。全て「西洋」でひっくるめていた。

シャロン・テート事件の詳細がほぼ頭になかった私は、観ていて、面白くはあったのだけれど、分からないところもたくさんあったまま見終わってしまった。クエンティン・タランティーノ監督だけあって、細部が良く作り込まれていて、映像も、ところどころに入るブラックな逆も面白く、飽きなかったんだけれど、「たまむすび」をもう一回聴いてから観に行けばよかったと後悔している。