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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

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2019年公開。JMAXシアターで鑑賞。

続編でもできたのかな?という、ほとんど情報がないまま観に行った。いわゆる「ディレクターズカット版」なのか?と思ったが、新たにシーンを加えたものだった。2時間48分の長いものなので、高田世界館だと追加料金が必要だが、JMAXシアターだと普通料金で鑑賞できる。もちろんJMAXシアターに行った。

2016年版は、シネコンでは上映されず、口コミによって後追いでいろんなところで上映されるようになったが、今回は初めからJMAXシアターなどの大きなところでも上映している。のんが主人公のC/Vで、2016年当時、完全に芸能界で干されていたからか、テレビの宣伝なんてほとんどなかったが、映画の出来がとてもよかったから、後追いで電波に乗るようになっていった。2019年はそれとは状況がずいぶんと変わったような気がする。

ということで、ほとんど情報がないまま、そして2016年版を映画館で観た後、Amazon Prime Videoや、地上波放送でも全く観ずに過ごしていたから、この映画を観だしたら、あれ?2016年版のストーリーを追っているじゃんか。と気づくが、ところどころはしょり、ところどころ詳しく描いている。そうか、増補版なのかとようやく気づく。

2016年版ではあっさり描かれていてよくわからなかった部分が、細かく描かれ、そうか、すずさんを嫁にもらいに来たのは実はこんないきさつがあったのかと、ようやくわかる。そして、ヒロシマへの原爆投下で何が起こるのかわかっているから、どんどんそれにストーリーが近づいていくと、切迫感を感じてしまう。同じ映画を2回観るというのではない、不思議な映画体験ができた。

アニメーション映画は、あまり声優自身のキャラクターがわからない方が、アニメにのめり込みやすいのだが、これはのん=すずさんと完全に重なってしまって、のん以外は考えられなくなっている。それも不思議だなぁと思った。

とてもいい映画を観てきた。