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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

新春百人一首大会

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音声言語表現活動研究会も15回となった。昨年同様、この時期は百人一首大会をおこなった。音声言語表現活動研究会なので、「読み」に焦点を当てる。今回は私の授業の受講生に競技かるたの専門家(Kさん)がいたので、その方をお呼びして読みのレクチャーをしてもらい、参加者が順番に読み手となり、競技かるたを行った。

専門家の読みは全く違い、声のはりと伸びが違う。私も音声言語に関しては、そこそこ自信があるのだが、このカルタの読み方は、慣れていないせいもあり、声を伸ばすところで自信が出ない。声が揺れる。ビブラートではない。声が確定しないのだ。練習しなければならないなぁ。

人数が合わなかったので私はかるた大会には入らず、周りで眺めていた。Kさんと、参加者の中での一番の軸力者の対戦では、10枚のハンディ戦(Kさん15枚対5枚)とした。それでも、残り1枚まで接戦だった。五色百人一首でやったから、何とか太刀打ちできたのだろうけれど、これが、正式な50枚になったら、とうてい及びもつかないのは想像できる。

マンガ「ちはやふる」の世界が目の前で繰り広げられるのだ。いろんな専門家の競技を目にするけれど、かるたほど自分には難しすぎると思うのはない。あれほどの札と場所を10分程度で覚えられるというのが、想像の域を超える。

今回は初めて「読み札」というものを目にした。そうか、こういうような読みの決まりがあるんだな、と思った。読み方を練習して、自分には札取りは無理だから、読み手となって競技に参加してみたい。