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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

在宅での学び

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学校が全国一律休校を強いられて、子どもたちが在宅となる。3学期分の学びをどうすればいいのか?と、いろんなオンラインサービスで学べるよと紹介している。しかし、個別学習で学びがどれほど効果があるのか?と思ってしまう。個別を強いられているのだったら、この状況下で「繋がる」ためにはどうすればいいのか?ということを考えるのが最大の学びになるのでは?と思う。

どうやったら学校に来られない状態でも他人と繋がることができるんだろう?意識の問題もあるだろうし、ハード環境の問題もシステムの問題もある。学校で情報端末機器(スマホ等)を禁止しているところでは、それをどのように上手に使って学びに繋げられるかなんて全く指導のないまま現在の状況に陥っている。どんどん個別化を進めることになってしまっている。

約1カ月(といっても、実質3週間ほど)で詰め込まなきゃいけない学習内容なんて、後からどうでも取り返すことができるんだから、せっかくのこの機会に、システムを整備して子どもたちが簡単に繋げる環境にし、そこでどのように学べるかを考えてもらえばいいじゃないかな?

学校を卒業すると、必然的に「個別化」が起こる。今、物理的に繋がらない状況でも関係を結べる力を養えば、将来の「孤立化」が防げるのではないか?と思う。

プロスポーツの試合では、無観客試合が想定されるけれど、オンラインで応援ができるようになってほしい。試合はテレビやDAZNYouTubeで観て、こちらの声援(本当の声)をマイクで試合会場に届ける。試合会場にあるディスプレイで在宅のサポーターを映す。そうすりゃ、プレイヤーにも少しはリアルな応援の熱意が届くから、プレイに熱も籠もるのではないかなぁ?今は、番組によってTwitterで文字情報が送られてくるけれど、「歓声」をリアルタイムに選手に届ける方法は、いくらでもできると思う。

サッカーでは、サポーターは声をあげて、カロリーも消費するし、運動にもなる。大相撲では、「座布団飛ばしボタン」を設置すれば、バーチャルで安全に座布団を飛ばせる。そんなシステムを今のうちに作っておけば、オリンピックの試合は、混雑するから全く行く気がなかった私でも、オンラインで試合を観ようとも思う。

それはさておき、全国一律休校になったって、感染を避けるために、人混みではないところにどんどん行って、学ぶことは自由だよな。新潟は人混みが少なく、自然が多いし、人がいないところがたくさんあって本当にいいなぁと思う。