2020年 フランス
高田世界館視聴
ヴィクトル・ユーゴー作ではない。ヴィクトル・ユーゴーの作った話の舞台となった場所での話。高田世界館が再開したので、「未来のチケット」を買っていたから、すぐさま観に行った。
事実をもとにしたフィクションということだが、どんどん取り返しのつかない最悪の状態に陥っていく恐怖が描かれていた。何も救われない。そういう現実が現代のフランスにある。もちろん各国にある。どこの時点で選択肢を間違えなければ、この最悪の状態は回避できたのか。
高圧的な警官が犯罪が多発する街を暴力的に取り締まっていく。暴力的じゃないとなめられるという。その暴力が暴力を生み出し、エスカレートしていく。今アメリカで起こっている暴動もそういうことなのだろう。
最後にヴィクトル・ユーゴーの言葉が響く
悪い草も 悪い人間もいない。 育てる人間が悪いのだ