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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

海辺の映画館 キネマの玉手箱

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高田世界館で視聴。
大林監督の遺作。7月公開だが、新潟では、ようやく見ることができた。この映画は高田世界館で観るのが一番似合っていると思う。全国にこういう映画館は数少ないんだろうけれど。そして今までの大林映画の集大成とも言える。各映画での主要キャストが登場している。原田知世は出ていなかったけれど。

そして、手作り感満載の特撮や、画角の使い方、そうそう、中学、高校時代に観ていた大林映画って、こんな感じだったよな、と思い出させてくれた。

内容は、ちょっと教訓的なものだったが、遺作だから仕方がないかな?今日で締まるという海辺の映画館(尾道)に古くからの客が訪れ、最後に上映される日本の戦争が描かれた映画の中に観客が入っていってしまうというもの。

日本の戦争で描かれていたのは、戦時下の元、日本人同士で殺し合うという場面。戦争では、他国の人も殺すが、自国の人も殺すという異常な状態を訴えたかったのだと思う。映画の中に入った観客は、何度も出会い、何度も死ぬ。死に続ける。

3時間という長いもので、「休憩」というテロップは出たのだが、実際には休憩は入らなかったが、ずーっと集中して観ていられた映画だった。