今年は映画館であんまり映画を観なかったな。
映画館で観たのは15本。しかし今年は高田世界館で鑑賞したものが多かった。高田世界館は三密を絶対に避けられる映画館だったし、そこで掛けられる映画に趣味趣向が移ってきたとも言える。「シシリアン・ゴースト・ストーリー」なんて、10年前の私だったら絶対観なかった。DVDを借りて家で観るのも辛すぎるから、映画館で観なきゃ、絶対観ないものだ。
超大作はシネコンでもあまり掛けられない年だったので、それでよかったのかもしれない。
それで、私が観た今年のベスト1は、「さよならテレビ」だ。ドキュメント映画だったが、かなりショックを受けた。「子どもたちをよろしく」もショックを受けたし、「海辺の映画館」もよかったのだが、リアルに生きている人の葛藤、今の時代、メディアはどうあるべきかということも描き出していて、それがショックだった。これも高田世界館じゃ無いと観られない映画だな。
高田世界館のポイントがようやくたまって、観た映画が「海辺の映画館」というのも、今年の私の鑑賞傾向を象徴しているな。
2020/2
- この世界の(さらにいくつもの)片隅に
- シティーハンターTHEMOVIE史上最香のミッション
- さよならテレビ
2020/3
- パラサイト 半地下の家族
- メイドインアビス深き魂の黎明
- ジュディ 虹の彼方に
- 子どもたちをよろしく
2020/5
2020/6
2020/7
- カセットテープ・ダイアリーズ
2020/8
- 瞽女GOZE
2020/9
- TENET
2020/10
- ようこそ映画音響の世界へ
2020/11
- 海辺の映画館 キネマの玉手箱
今年ビデオで観た映画で一番よかったのは「シェイプ・オブ・ウォーター」。なんで映画館で観なかったのかと、後悔したし、今更ながら楽しめたから、それはそれで満足した。いい映画をまだ見ていないというのは、これから先楽しめる機会が多くあるということ。それでも映画館で観られるときに観ておいた方がいいんだよな。コロナ禍で昔のジブリ映画を映画館でかけている時期があったけれど、「カリオストロの城」は、高校時代映画館で観た記憶が、今でも残っていて、その余韻が残っているから、テレビで観ると壊れてしまいそうで、テレビでは観ないことにしている。
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