約8年前の2012年に「Q」を子どもたちと観に行った。え?8年前?次男は小2で長男は小6くらいじゃないか。当時はTジョイでしか上映していず、Tジョイは、全くの割引が無い。大人1,800円で、子どもは1,500円位だったんじゃ無いかな?約5,000円を使ってしまった、というショックが当時からまだ続いていた。高すぎる。
今回、次男は最近たくさん放映していたテレビ放送を全く見ずに観に行った。私だって、ちょっと前に「Q」のBS放送を観て、全く覚えていなかったのに気づいたぐらいだ。小2で観た映画を覚えているはずもない。まぁ、覚えていなくても楽しめる内容だったけれど。
今回は、ユナイテッド・シネマで、私は6point無料、長男大学生は1,500円、次男高校生は1,000円で、合計2,500という「Q」の約半額で観られた。映画環境も当時と比べてずいぶんと変わったものだ。休日午後でも、満席では無かった。前方の席に座っている客はいなかった。次男と数年前に行った「ボヘミアン・ラプソディ」は同じ会場で超満員だったな。それから、いつの間にか席を離さずに座れるようになっていたんだろう?
2時間50分という長さだったが、ずーっと楽しめたし、「映画は体験」という言葉がぴったり当てはまる映画だった。内容としては、「いろいろ辻褄合わせて終わらせた」という感じ。エヴァンゲリオンだったら、もっともっと謎めいて終わらせても良かったとは思うのだけれど、ちゃんとシンジを大人にして、親殺しをさせて「エディプスコンプレックス」を昇華させていたし。まぁ、終わりにするにはそれしか無いと思う。
しかし、この映画は自分の子どもと、特に、父親が息子と観に行くには、複雑すぎる内容だなぁと観ていて思った。子どもたちはどう感じていたんだろう?訊けなかったけれど。
テレビシリーズからのファンも満足させるために、いろいろ入れ込んでもいた。テレビシリーズで、時間が無くて、今では考えられない禁じ手「ラフ画のまま動画にして放映する」というシーンもあった。
子どもたちと話し合ったけれど、わからなかったこと。
こんなところかな?エヴァにそれほど詳しくは無いから、「そんなのここを観れば、明らかだよ。」というのがあるかもしれないけれど、最近は「わからないところ」は「わからないまま」引き受けるような映画の見方をするようになった。モヤモヤ感をずーっと引きずり、いつかまた観た時に「なるほど!」とわかる見方の方が面白い。だからネットを漁って分かりやすい「答え」を見つける気は無い。知り合いと対話するのが面白い。
さらに、予告で流れた細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」が楽しみだ〜。