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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

こんな今だからこそ取り入れたい! 音声言語表現活動の実践と効果

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(一社)アナウンス発声協会主催オンラインセミナー講師を勤めた。

群読繋がりで、協会会員のKさんと知り合いで、依頼された。Kさんは、私が大学でおこなっている「音声言語表現活動研究会」にもオンラインで参加していただいていた。

アナウンス発声協会のメンバーは主にフリーアナウンサーの方々で、音声言語表現のプロである。そんな皆さんに私がどんなことを伝えられるのか?と思った。聞いてみると、子どもたちに対してアナウンス講座を開いたり、学校に入って読み聞かせをしたりと、子どもたちにたいしてレクチャーする機会が多いということだ。そこで、自分の経験を伝えられるのだが、その経験がどのような教育的意味を持っているのか、子どもたちの成長にどのように関わっているのかを知りたいということだった。そういうことだったらアナウンス技術が全くない私も話せる。

また、おこなう活動で、アナウンス練習、朗読練習だけではバリエーションが無くなってくるので、「群読」というものを知りたいということで、群読の紹介もふんだんにおこなった。2015年、私が高校教師を務めていた頃、放送部顧問として部員たちに「外郎売り」の群読を演じてもらったビデオもしれっと紹介してしまった。きっと講座参加者の皆さんは、喉がかれるほど練習した「外郎売り」だが、どんな反応をしてくれるのかな?と思っていたら、「外郎売り」の台詞、ところどころ新潟の地名や名産に変えて演じていた部分に温かく反応してもらえていて、満足だった。

Zoomでの講座だったので、互いの声を聴きながら発声がうまくできないというもどかしさがあったが、むしろ「対面で群読をおこなってみたい」という気持ちに皆さんなってくれたようで、「次回は実際に演じましょう」ということで締めくくった。

俳句ラップ群読もことのほか受けてくれた。

以下は、講座で使用したスライド
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