Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

2022年10月


2022年10月は過去に無く充実し、幸せな月となった。

10月7日(金)春風亭一之輔独演会

年イチで一之輔の落語を聞こうと思っている。新潟にはちょくちょく来ていただいているのだが、7月は平日公演ということで行けなかった。今回は金曜夜なので、何とか行けた。りゅーとぴあ劇場で、二階席の前だったのだが、ちょっと遠い感じがして、入り込めなかった。前回は見附のホールで、結構前だったから良かったし、その前は、りゅーとぴあ能楽堂だったからとても近く感じられた。

最近は集中力が下がったのか、どんな席でも良いという感じじゃ無くなっているのかな?それでも、話は上手で、楽しめた。今まで私が聞いた話とは違って、しんみりする話が聞けた。
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10月8日(土)アルビレックス新潟vs.ベガルタ仙台


研究室の新潟県出身の学生さん2名を招待して、初めて片桐研究室アルビツアーを行った。1人は新潟市出身だから自宅からバスで向かい、1人はなんと上越から自動車で到着した。自動車がかなり混んでいて、駐車場に入るのに時間がかかり、そして試合終了後駐車場から出るのに2時間もかかってしまった。

これは、昇格がかかっている試合だし、声出し応援解禁後2試合目だったから、今までにない集客があったからだ。3万3千人という、何年ぶりかという3万超え。しかも天気が良く(この試合、我々はお誘いチケットで入ったから、E席)日差しをもろに受ける暑い日だったが、試合も暑く、座っている席360度周辺に観客がひしめき合っている、本当に久しぶりの感覚だった。

そして勝利し、昇格決定。連れてきた2人は最高の試合をプレゼンできたので、きっとサポーターになってくれるだろう。オレンジのシャツもプレゼントしたし。

10月9日(日)新潟シティーラソン



これも4年ぶりの新潟シティーラソンコロナ前の1回は台風接近で中止になり、その後2回コロナで中止。ようやく開催された。

「万代橋の真ん中をランニングできる」という床屋の店主のささやきにより、それまで10㎞なんて走ったこともないのに、参加を決め、練習を重ねた。

今回も天気は丁度良く、ちょっと曇で涼しい中、10㎞を完走できた。8㎞辺りから左膝が痛くなり、結構辛かったのだが、何とか走れた。

到着後の餅や、参加賞のおにぎりが無かったのがとても残念だったが、毎年参加できればいいな。

やすこがいたらしいが、全然会えなかった。その後のテレビ番組で、頑張って応援していたんだと思い、やすこの役割って、こういうことなのかと分かった。カミさんはいつかフルマラソンと言っているけれど、私は膝がまともにならないうちは、難しいな、と思う。ハーフには何とかまた参加したいが、コロナが終わって、ラフランスマラソンに泊まりがけで行きたいものだ。

前回のシティーラソン後、次男と3人でナポリというピザ屋で感想の祝杯を挙げたので、今回も行こうと思ったのだが、なんと、緊急休店。てんてんで昼間からビール&焼き肉ということになった。

10月20日(木)山下達郎コンサート

3年ぶりのツアー。これまで年イチ山下達郎だったのだが、コロナでツアーも中止。配信コンサートは、なぜか見る気がせず、達朗コンサートは生じゃ無くちゃ、という頑固な思いで、ツアー再開を待っていた。達朗さんがコロナ陽性ということもあり心配したが、新潟公演の日を無事に迎えられた。

ファンクラブに入っているにもかかわらず、席は2階席だった。一体どういうこと?スタッフの弁では、今回ファンクラブ会員は、2階席が多いというリークを受ける。私が一番最初に伊勢丹に朝並んでゲットした1985年頃のツアー以来の遠い席。まったく、もう。と思って席に座った。

ところが、2階席最前列は、思いの外いいところ。前にお客さんはいないし、余裕はあるし、しかも、結構ステージが近く感じられる。たまに前の席の人の背が高かったり、頭が大きかったりして、ステージを見るのにストレスをずーっと感じなければならない時があるのだけれど、そんなストレスが全くない。もしかしたら2階席、いいのかも。

そういえば、ヨーロッパのオペラ会場では、貴賓席って、上の階の脇だったりするよね、そういうストレスの無さがいいのか、と、今更ながら分かってしまった。

内容は、もちろん素晴らしいし、3年前と変わりないし、ハイティーンブギは、大盛り上がりだし、アカペラは圧倒されるし、君は天然色は、素晴らしいハーモニーだし、RIDE ON TIMEでは、生声が通るし、いつもの山下達郎コンサートだった。

でも、70歳近くの達朗さん、歩き方を見るとそりゃあ、3年前には感じなかった衰えもちょっと見かける。カミさんと、いつまでもずーっと未来永劫このコンサートが開催されるわけではないし、我々も気を抜くとコンサートに行けない体になってしまうかも、と話した。そういうことを考えざるを得ない歳になったんだと感じた。

10月23日(日)アルビレックス新潟vs.FC町田ゼルビア 2022年最終戦

10月15日(土)に東京ヴェルディに負けたのだが、次の日、横浜FCが負けたので、優勝が決まっての最終戦。ここで負けても優勝なのだが、勝ってセレモニーをしてほしいという気持ちがあった。早い段階からチケット完売、駐車券も完売というアナウンスがあったのだが、当日天気も悪く、前回仙台戦に比べて観客は入っていなかった。25,000人。あと8,000人、どこ行った?優勝をみんなで祝おうよ。

次男のチケットも早めに手に入れ、普段は家を出るとき雨だったらバスで行くのだが、混雑も考えて自転車で行った。途中かなり降ってきて、雨具を着た。こんなのビッグスワンに行く途中で初めての経験だったかも。

声出しエリアが埋まるのが早いので、2時間以上前に出発したのだが、結局W側の上しか空いていなかった。試合直前にはそこら辺の空きがまだあったから、2時間前に出なくても良かったんだと気づいた。次男もカミさんも試合が始まるとずーっと立って応援していたが、私は腰が心配なので、残りの15分位しか立っていられなかった。それでも、周りの人たちとハイタッチをするのも本当に久しぶりだった。

以前アルビにいたFC町田ゼルビア鄭大世も途中から出場した。今から考えると今期で引退だったから、最後のJリーグゲームだったんだな。

新潟の最終節は天候が悪いのが似合う。今期は最終節の時期がいつもより1.5カ月早いのだが、例に漏れず雨だった。気温が高いだけましだった。そんな中の優勝セレモニーも味わいがあった。チェアマンのののさんがシャーレを渡すときは、ああ、本当に優勝したんだと実感した。

10月29日(土)アルビレックス新潟優勝・昇格パレード、サンクスフェスタ

パレードをするというから、弁天線をバスかなんかでやるのかな?と思っていたら、古町通ということだった。弁天線じゃ、それほど人が集まらないか?J2優勝じゃ、そんなものか、と思ったのだが、パレードなんてこれから先見られないかもしれないと思って、古町に歩いて行った。

カミさんは仕事、次男は学校で模擬試験ということで、一人で行った。古町通の人だかりはハンパなかった。古町どんどんでもこんな人は集まらないぞ。いや、むしろ、どうしてここで?とも思ったのだが、このくらいがちょうどいいのかな?選手が歩いてパレードするので、近くで見られたし、観客は「オーバーラップ」して、何度もパレードを迎えることができたし。新潟らしいといえば新潟らしい。


J1の時は、毎夏中断期間にサンクスフェスタがあったのだが、J2になってから、あんまりしなくなった。もちろんコロナがあったせいもあるんだろうけれど。

久しぶりのサンクスフェスタで、天気も良かったので、自転車で行った。仕事が終わったカミさんとW2層目の、テーブル席を陣取った。W2層目って初めて入ったかもしれない。テーブルがあると風があたらす暖かいんだなと分かったし、もうちょっと歳を取ったら、ここの席のシーズンパスを手に入れるのもいいかな?とも思った。

それで、サンクスフェスタは、以前の通り、緩い感じで、ぐだぐだ感もちょっとあり、これぞ新潟のフェスタ、ととっても懐かしくなったりして。恋するフォーチュンクッキーの若手のダンスもあったりして、そうだ、そうだったよな、前ってっていうことを思い出せた。

こんな感じでゆるーく新潟の幸せな2週間を過ごせたし、私の10月のアクティブな期間を、途中第4回接種の副反応で弱っていたときはあったけれど、健康に過ごせたのは、幸せだったなぁと感じた。

来期に向けて

アルビレックス新潟はJ1で戦うのだが、今の戦力で、今の先述がJ1でどのくらい通用するのかがとても楽しみだし、上には強い時もあるが下には付き合うという以前のアルビが、どう変わっているのかも楽しみ。

今から言っておくが、J1の戦いはそんなに甘いものではないと思うし、資金力が圧倒的に違うアルビが同太刀打ちできるか、とても不安な気持ちもある。そして、もし1年で降格したとしても、「やっぱり」なんてことは言わないし、「なんで?」とも思わない。ただ、「いい夢見させてもらいました」と言って、「次にまた進もう」と思うだけ。

ビッグスワンスタジアムの私の定位置「N5の上」がまた戻ってくると思えば、少しは気分は楽になる。

それが「サポート」と言うもの。金を出さない者の声は気にしない。(今から言っていてどうすんの?という気もするが。)