Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

先行研究が無いということは……

学術研究の初めは、自分の研究テーマに関する先行研究を調べること。

先行研究を調べて、自分の研究テーマそのままのものが見つかったら、その研究をする必要がない。だって、他の人がやっているのだから。

他の人がやっていても、その研究におかしなところがあれば、そこをさらに研究する余地はある。ただ、あまりオリジナリティーがある研究とはならない。(かなり突き詰めた、精細な部分が大切なものだったら必要かもしれないが。)

しかし、本当にオリジナリティーがある場合、「その研究そのまま」の先行研究はみつからない。オリジナルなんだから、誰もやっていないのだ。

それではどうするのか?というと、その研究テーマに関連した先行研究を探っていく。例えば

高校生が主体的に進路選択をするためには、好奇心育成が必要だ

というテーマだったとして、「主体的進路選択」「好奇心」というキーワードとなる。その2つが揃った先行研究は無いが、

  • 主体的進路選択とはどういうことか?
  • 高校生は何に影響されて進路選択をしているのか?
  • 進路選択をした結果、その選択に納得しているのか?
  • 進路に関して適度な選択肢の数とはどのくらいなのか?
  • 選択肢から「正しい(納得のいく)」ものを選べる力とは何か?
  • 「好奇心」とは何か?
  • なぜ人間に「好奇心」が備わっているのか?
  • なぜ「好奇心」は成長するにつれて薄れていくのか?
  • 人間はどのようなものに「好奇心」を持つのか?

などという問いを立て、それぞれの研究にあたっていく必要がある。

または、「主体的進路選択」を学校のカリキュラム上で実現するのであれば、それを目指しているカリキュラム(例:総合的な探究の時間)は、どんな理念で、どんな教育目標で運営しているのかも明らかにしていかなければならない。

ということで、テーマを様々な要素にわけて、それぞれの研究にあたっていくのが必要であり、それはネットの検索で見つけられるのは、難しい。(かなりの検索技術が無いと。)

図書館に行き、それらがありそうな棚をながめ、それらが書かれてそうな本をごっそり机に持ち込み片っ端から見ていく(決して熟読するのでは無い)と、「なんとなく、これかな?」というのを見つけられる。

せっかく近くに図書館がある大学生は、これを実現できる環境があるのだから、PCのモニターなんて覗かないで、その前に図書館に行くべきだ。

こういうことを大学進学前に身に付けられているかどうかで、その後の研究人生は明るいものか、袋小路か決まってくる。

死亡遊戯で飯を食う。 44:CLOUDY BEACH

2026年日本 T・ジョイ新潟万代視聴

新潟ではここでしかやっていない。T・ジョイは鑑賞料金が高すぎて、割引もほぼない。ところが、55歳以上で2人連れだと合計3,000円で鑑賞できるのだが、次男を誘ったが断られてしまった。

しぶしぶ職場の割引クーポンで1,700円で鑑賞する。この歳になって、このくらいの金は平気で出せるはずなのだが、イオンシネマは1,100円で鑑賞できるので、なんだか納得がいかない。しかたないか。お金を余分に払う立場になっているんだと思って諦める。

それはそうと、「死亡遊戯で飯を食う。」はテレビアニメでしか見たことがないのだが、事前に復習をしておいてよかった。テレビアニメシリーズの最終シーンが伏線となっているところもある。もちろん、全く観ていなくても楽しめる映画ではある。

でも、テレビアニメシリーズが進むにつれて、初めの設定「生き残り」が、「殺し合いゲーム」に変化していて、何だかなぁと思ってしまい、この映画もそんな風でもあった。「犯人は誰か?」というのって、このシリーズの主題だったっけ?

そんなストーリーへの不満は置いておいて、画像や音楽、全体にしっとりしているテイスト(CLOUDY BEACHだから当たり前か?)はとても良かった。特に主人公の幽鬼をはじめとする登場人物の目の美しさを大画面で見られただけで満足だった。

2週間限定公開の2回目の週末だったからか、かなり混んでいた。T・ジョイ新潟万代は、席にあまり傾斜がなく、目の前に座高の高い人がいるとほぼ画面を頭に占領される。席取りを考えて、次からは通路のすぐ後ろにすることにする。

山﨑先生講座(学部2年教育実践基礎論)


大学院同窓の山﨑さんに今年も来てもらい、本当の「現場の生の声」を学生に伝えてもらった。

面白かったのは、自分の授業実践の意図と、それを児童はどのように捉えているのかを児童にインタビューしてその「ずれ」を話してもらえたこと。

何でもかんでも褒めればいいという事じゃなく、ずれたことを褒められても、児童は学びに繋げない。それぞれ児童は意図して行動しているのに、ずれたことを評価しても、「なんで?」となってしまう。

そういえば小学校のころ、そんな感覚があったような。しかし、歳を取ると忘れてしまう。

「何でもかんでも褒めればいい、否定しちゃいけない」という風潮に警鐘を鳴らしてくれた。


そして夜は片桐ゼミとの懇親会を開いた。

幹事のAさんやKさんのおかげで、リーズナブルにおいしいものを食べられて、楽しい会になりました。


5月頃から立て続けに続いたゼミの行事もこれで一段落。
幹事業ご苦労さまでした。

みなさん幹事業レベルがかなり上がりました。安心して任せられます。

腹立ち半分IT日記

IT カテゴリーの記事一覧 - Pay it Forward,By Gones
IT設定 カテゴリーの記事一覧 - Pay it Forward,By Gones
IT不具合 カテゴリーの記事一覧 - Pay it Forward,By Gones
IT導入 カテゴリーの記事一覧 - Pay it Forward,By Gones

念願の伊集院さんにメールを読んでもらえた


先月の誕生日の前後ぐらいにニッポン放送から封筒が届き、ステッカーが入っていた。

え?投稿読まれたの?いつ?何?ニッポン放送だったら「伊集院光のタネ」なのだけれど、
www.1242.com
最近何送ったかな?でも、ステッカーには「まとめ聴き」と書かれてあるから、それで読まれたのか?それともスペシャルウィークだったから、単に投稿した人の中から抽選で当たったのか?ともんもんとしていた。「タネ」はradikoで全て聴いて、私の投稿は読まれていなかったはず、という確信はあったのだが、すっきりしない。

そういえば、「伊集院光のタネまとめ聴き」で「サンキュー、チャック」の事を話した回があると言っていたな。映画「サンキュー、チャック」の事について投稿した覚えがあったから、「まとめ聴き」で読まれたのか?と思い、7月に入り課金した。これは課金コンテンツなのだ。
ij-matome.bitfan.id

そうしたら、この回の一番初めに読まれていた。超うれしい。光栄。伊集院さんのラジオにはずいぶん昔からいろいろ投稿しているけれど、初めて読まれた。誕生日近くに送られてきたステッカーは今世紀最大級の誕生日プレゼントとなった。

投稿は以下の通り。

「サンキュー、チャック」を次男と観てきました。先日伊集院さんが、番組でこの映画を観てきて、「なんだか分からないところで涙が出てきた。」というお話を聞いて、行こうかどうか迷っていた私ですが、背中を押されて見に行きました。

そして、伊集院さんが涙が出てきたというところは、想像するに、台所でおばあちゃんがチャックをダンスに誘ったシーンじゃ無いでしょうか?

私はそこでグッときてしまいました。

大人になったチャックが初めて会った女性をダンスに誘うシーンと同じ動作で誘うところが「繋がったー!」って感じです。

どうですか?

payforward.hatenadiary.com

私の投稿に伊集院さんがコメント付けてくれるなんて、最高だ。あと1年間はこれだけで生きられる感じ。
payforward.hatenadiary.com
今年の目標の6番目が達成した。というか、4ももうすでに達成しているかも。

還暦前後で、削られることも多いけれど、ラッキーなことも多い。スマホゲームのガチャで、欲しいキャラが比較的簡単に複数名手に入り、なんだかこのまま調子乗ってて大丈夫かオレ?と思う今日この頃。削られる分、ラッキーもあって、人生トントンだと思うことにする。

Michael/マイケル


www.youtube.com
2026年/USA イオンシネマ新潟西鑑賞

カミさんと次男と3人で観てきた。「ボヘミアン・ラプソディ」は素晴らしかったので、あのようなものを期待していたのだが、「あれ?ここで終わり?」という感じだった。

きっと続編が作られると言ったら、次男はそんなことは無いでしょうと否定した。

でも、それからの方が波瀾万丈でドラマチックなのに……。

これを読んでいるので、そう思ってしまった。

「ボヘミアン・ラプソディ」では、ヒット曲がどのように作られたのかが描かれていたが、これは「スリラー」ぐらいしかそんな描かれ方がされていず、父親の毒親ぶりが前面に出ていて、どんどん暗い気持ちになっていった。

それでも演奏シーンは圧巻で、それを聞いているとき、じっとしていなければならないのはちょっと苦痛だったかな?応援上映を観に行きたくなる気持ちはわかる。

十中八九、続編はあると思う。この映画と

を繋ぐものとして描いてほしい。

Level 60 Celebration Meeting


還暦パーティーを、現役ゼミ生みんなが幹事団となってくれて6/20に開いてくれた。本当にありがたい。

15:30から大学でプチゼミ会として集まり、年代ごちゃ混ぜのグループになり近況報告や思い出を共有する会、

18:00から、軍ちゃん高田店でお酒を呑んでの会食となった。

3月末から幹事団が動いてくれて、いちばん大変だったのは、写真のノベルティーの手ぬぐい作成。業者の選定から、デザインの決定、値段の交渉等、幹事長がやりとりしてくれた。

噺家は何かの記念に手ぬぐいを作成して配っているし、私も手ぬぐいは常用しているから、手ぬぐいがいい、と思いつきで言ったのだが、これが大変。とにかく資金がかかる。地元のプリント業者に頼めばいいのかな?と思いきや、やっぱりネット業者の方が安い。安いが、1注文最小単位が100枚という事で、1枚は安くなるが、総額が高くなる。しかし、信用できるネット業者を見つけてくれて、無事に到着した。

それから私のレザークラフトのキーホルダーも記念品にした。


ほぼ全世代の卒業・修了生(13名)が集まってくれて本当にありがたかった。東京から日帰りで参加してくれる人もいた。

初代ゼミ長の話が面白かった。さすがだった。

研究授業等、何か依頼されれば何でも引き受けるようにしている。

授業を作る上で、自分では一応完成したと思うのだが、そうするとリトルカタギリというスタンドが現れて、
「それ、必要なの?」
「それをする意味は何なの?」
と訊いてくるから、不必要なところは削除してどんどん指導案に書かれてある文字は少なく、シンプルになってくる。

きっとみんなにもリトルカタギリというスタンドがいると思う。

なるほど、10年前も今も、それほど違うことは言っていなかったんだと思うし、そういうツッコミを今も自分でできている、その成長が頼もしく思う。

なかなか自分のことにツッコミをする、自己内対話ができる人はいない。

学部2年生の授業で模擬授業を作る学生さんたちは、まだまだいろんな事の拘りや、これまで受けてきた教育からの洗脳で、「本当に教育(学習・授業等)に必要なこと」と、「これまでやっていたから当然と思っていること」の区別がついていない。

模擬授業づくりの事前面談で、「それ、何のため?」と私がツッコむことでハッとする顔を毎年見ている。

そんなことをゼミ生にも10年前からやっていたんだ。

それで、「リトルカタギリ」という「スタンド」だが、ジョジョを知らない世代(現役ゼミ生世代)はピンと来なかったらしいというオチ。(上記の絵参照、左側がスタンド)


片桐ゼミ卒業・修了生は教員を退職した人が少ない(いない?)ということを修了生から聞いた。そういえばそうかも知れない。

大学を去ったとき、教員にならなかった人も、今教員をしているという噂も届いた。

歴史がそれほど長くないし、卒業・修了人数も多くないからなのだけれども、それでもそれは嬉しい情報だ。何でもかんでも続ければいいということではないけれど、それでも教員の多忙化が言われている昨今、自分の仕事の意義を考え、自分の生活とやりくりして続けて行けてるのは、立派だな、と思う。

教師としての職能を大学で身に付けていったんだと思う。

今まで卒業・修了生には次の願いを伝えていた。

1.学校の経費で私を講師として呼び、講座を学校で開いてほしい。
2.飲み会を開いて、教員の仕事として稼いだお金で奢ってほしい。

1.は、ちょっと昔、私の初任校で講座を開いてくれて、それが叶った。
2.は10年経った今でもまだまだだったのだけれど、今回、2次会で会費を払おうとしたら、修了生が、私の分はいい、ということで、しかも現役ゼミ生の分ももってくれた(らしい)。

もう両方の夢が叶ったので、これ以上の願いはありません。健康に各自の仕事を全うしてくれるだけで十分だ。(あ、2つ目はいつでも受け付けていますが。)

あとは、現役生は研究をバシバシ進めて、教職の職能をバリバリ上げてくれれば、言うことはありません。
あ、書きかけの論文、早く提出してね(昨年度の卒業・修了生向けのコメントです)。