Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

反応の良さ!

先日、「羅生門」に入る前に、こんなことを語った。実は、そのクラスの担任が、他の先生に、「体育祭の選手と役員決めの時に、『オレはイヤだ』なんてことばっかり言って、全く決まらなかった。」ということをぼやいていたのを小耳に挟んだからだ。語った後…

「下流志向」を読む③すでにゲームは始まっている

高校教師という職につき、常に悩まされてきたのが「学ばない子どもをどう学ばせるか」というものだ。これは高校だけではなく、全ての校種での悩みの種だろう。この問題の一番の解決策は「あきらめる」というものだ。「学ばない本人が悪い」と理由をつけ、放…

ウソをつく

夜、長男がウソをついた。昨年はよくウソをついていたが、今年はそれほどでもなかったので、久しぶりに付いた。夕食の時私が「連絡帳は?」と聞いたら、「配り係が配らなかったからないや。」と答えた。連絡帳は親がそれを呼んで、ハンコを押さなければなら…

むしけんばんばばん

「むしけんばんばばん きーんこーん、きーんこーん」 意味不明の言葉を続ける。 3歳4ヶ月

「下流志向」を読む②「学び」とは?

内田樹著「下流志向」には「学び」について、以下のような記述がある。 よく知らない分野のことについて、誰が技芸にすぐれており、だれが自分をあやまたず目的地に連れて行ってくれるのかを決定しなくてはならない。でも、初心者はその定義からして、「目的…

授業参観日

埼玉から朝6時半の新幹線でid:tsmumuさんがやって来た。私の1,2限の授業を見に来てくれた。ついでなので、SHR(朝学活)も見ていただいた。SHRでは、子どもたちの元気の良さに圧倒されていました。1限は1年生、2限は3年生の授業だったのだが、…

過去問を配る

昨日月イチの授業研究会で、一斉テストの結果が気になって、どうしても作品の全てを追った授業をせざるを得ない。という話になったので、「テストが気になるんだったら、過去のテストを生徒に配ったら?」と提案した。「こんな問題が出るよ。」ということを…

笹口小学校運動会

http://i.yimg.jp/images/videocast/swf/blog.swf?vid=288230376152172285 エイスケも準備体操 http://i.yimg.jp/images/videocast/swf/blog.swf?vid=288230376152172753 エイスケも応援 http://i.yimg.jp/images/videocast/swf/blog.swf?vid=28823037615217…

公開ゼミのネタ

本日、新潟大学に行って、使用教室の下見をしたり、当日の手順の打ち合わせをしてきました。また、水落さんとその後、新潟駅内飲食店にて公開ゼミについて詰めました。その中で出たアイディアですが、出前授業をして、『学び合い』の要素をピックアップしよ…

「〜しますか?」

高校生の発することばで最近きになるのが、「〜しますか?」というものだ。「先生、このプリント、私がみんな書きますか?」 「先生、この課題、提出しますか?」どちらも自分が主語なのであるが、なんだか違和感がある。「先生、このプリント、私がみんな書…

サッカー部に入った

上級生の中で活動してへろへろで帰ってきた。 小2

サッカー部に入ろうかな?

続けられるのかな? 小2

「ずるい」を多用

兄ちゃんの影響かな? 3歳4ヶ月

熱が出た

帰ってくるなり、「ごはんたべないでねんねする。」といって、ちょっとグッタリしていた。熱が37.2℃ぐらい。 3歳4ヶ月

またまた「学び合う国語」

今日は長男のサッカースクールだった。長男の1,2年生クラスが終わってクラブハウスで帰り支度をしていたら、昨年までスクールのクラスが同じだった子のお母さんが見慣れた本を読んでいた。なんと「学び合う国語」じゃないか。そのお母さんとはサッカーの…

『学び合い』へのアプローチ

私は採用から約15年間、様々な授業への取り組み方に触れて、いいものは吸収し、使えないものはやめていった。実践したものの中には、文学教材をパターン化するものもあったし、経済教育もあったし、マンガを授業に取り入れていくものもあった。国語の「話し…

フォーラム第1回打ち合わせ

集まれる運営委員の第1回の打ち合わせを開いた。初対面の人もいるけれども、楽しく話せるのがこのフォーラム運営の特徴だ。しかも校種の違う人との話は絶対に「ぼやき」にならず、前向きに話せる。あれほど飲んだにもかかわらず、悪酔いしない会も珍しい。…

キャリアガイダンス

リクルートが発行しているキャリアガイダンスの今号に、西川先生、池田修さんや、私も登場しています。以前進路指導係にいた時に学校に送付されていたけれど、その時に読んだ感じとは誌面内容が違っていた。こういうコンセプトの雑誌になったのですか。高校…

論理を学ぶ

遠藤周作著「コルベ神父」という随筆を授業で扱っている。この単元で、「論文を書く」ということを目標としている。 遠藤周作は、「コルベ神父」という文章で●●●●ということを伝えたかった。理由は3点ある…… という書き出しでナンバリングとラベリングで4…

リンダリンダリンダ

「スイングガール」とか、「ウォーターボーイズ」というノリなのかな?と思って見てみたら、全然違った。高校の文化祭の3日間のできごとを描いたのだけれど、なんだろう、なんだかわからないけれど、よかった。ある意味「めがね」に通じるところがあったと…

本日語ったこと

前の時間、どうもぐちゃぐちゃになって、精彩を欠いていた私のクラスに、授業の始めに語った。前の時間は課題が難しかったのか、なかば諦めている生徒が他のあきらめかけの生徒と「あきらめ同盟」を作り、課題に向かおうとしていなかったのだ。いつもほとん…

散歩と道順とランドマーク

この時期は運動部の大会がたくさんあり、自習や時間変更が頻繁にある。出張の先生の授業をもらい、1年生のクラスが2時間連続になった。そしてこの春には1クラスに1回散歩をする。特に、1年生や、クラス替えをしたクラスでは必ずする。2時間連続になっ…

「下流志向」を読む①学びの運動

「下流志向」(内田樹著・講談社)を再読しています。『学び合い』を考える上で重要な記述が以前一読したときにあった気がしたからです。子どもが母国語を修得する過程を例にとり、以下のように記述していた。 学びのプロセスに投じられた子どもは、すでに習…