Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

学部2年生授業「教育実践基礎論」最終回での話

昨日は私が学部で持っている唯一の授業の最終回だった。受講生の半期の授業を受けた後で学んだことのスピーチだったが、人数が多く、最後に私がコメントする時間がなかったので、GoogleClassRoomに以下の文章をアップした。 昨日はスピーチご苦労さまでした…

映像研には手を出すな!

NHK総合テレビ日曜日24:10〜放映されているアニメーション番組。女子高生3人がアニメーション自主制作をしたくて、同好会を設立し、今は、予算を得るためにパイロット版アニメを作っている。予算がなく、時間もなく、期限までに完パケしなければならない。…

体裁を整えたくなる授業

授業をおこなう場合、その授業のパッケージを滞りなく終わらせることを重視するのか、パッケージは終わらなくても、子どもたちの学びを重視するのかで、教師の考え方が表れる。よくある「研究授業」で、体裁を整えようとして、授業のストーリーを考え、学習…

動かなければ始まらない

教育現場は保守的と言われる。保守であることも大切と言えば大切なのだが、何の検証もなく前年踏襲をおこなっているものもたくさんある。学術的に効果がない場合があるという学習活動も、「自分が子どもの頃はそれをやっていたら」という理由で、おこなわれ…

教科の見方・考え方を身につける授業デザイン研究会 創設に当たって

【高校部会】高等学校の授業は、今どうなっているのか。(もちろん例外はある)「成績」が良い人たちが多く通っているところでは、大学合格者数(特に国公立大学合格者数)を気にしていて、「受験勉強」中心で、そこでは、知識注入と「受験テクニック」の伝…