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上越教育大学 教職大学院 教科教育・学級経営実践コース 片桐史裕のブログ

「ありふれた祈り」〜おいしいコーヒーのいれ方〜

村山由佳著「おいしいコーヒーのいれ方」が完結した。最終巻は「ありふれた祈り」 1994年に第1巻が発表され、1997年にはNHKFM「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化され、それを聞いた私は小説を読むようになった。考えてみれば、四半世紀以上の長期連載…

天上の葦 〜文学の力〜

「天上の葦」上下巻読了 物語(文学)は、フィクションであるが、フィクションであるからこそ与える影響というものがある。それは「人の心にダイレクトに入り込んでくる」という力だ。それは映画やマンガなどにも言えることなのだが、設定はフィクションで、…

「縦の道徳」と「横の道徳」

「民主主義」角川ソフィア文庫 2018年1948年に文部省が「文部省著作教科書」として刊行したもの。今から70年以上前に書かれたものであるが、70年経った今でも実現されていないことばかりである。このコロナ禍により、日本の様々なほころびが露わになっている…

ディス・イズ・ザ・デイ 木久津久子著 朝日新聞出版 2018

NHKFM「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化されていたので知った本。1話ごとに違う架空のJ2チームのサポーターが主人公となるオムニバス小説。アルビレックス新潟もJ2二年目で、J2というリーグがいかに厳しいものか身に染みて分かってきた。そして…

失敗の科学 マシュー・サイド (株)ディスカヴァー21 2016

約16年前、「失敗学会」に1年だけ入っていた。畑村洋太郎さんが設立した学会だ。あまりメリットが無くて1年で脱会したが、失敗から学ぶことに以前から興味があった。「失敗の科学」では、私が知りたかったことがバッチリ書いてあった。エビデンスをふんだ…

自省録 マルクス・アウレリウス 京都大学学術出版会 1998

めちゃくちゃ手強かった。読んでいる端から何が書いてあるかわからなかった。読んでも読んでも頭の中に入らない。ところどころぽつぽつと残っているだけだ。これを読んで,解説しているひとは,なんて頭がいいんだろう?と思ってしまった。そもそも「自省録…

アドラー心理学で変わる学級経営 赤坂真二 2019

「100分de名著」で岸見一郎の解説を聞いたり,ひょんなことから,「子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気 (幻冬舎単行本)」を読んだり(本当は,聴いたり)して,アドラー心理学に触れることがあった。「褒めない,叱らない」って,どういうことなんだ…

賞味期限のウソ 井出留美 幻冬舎 2016

日本の食品ロス量は,632万トン(2013年度,農林水産省調べ)。これは東京都民が1年間に食べている量とほぼ同等だそうです。 (中略) 世界の食糧支援料は約320万トン(2014年)なので,日本は,世界全体で支援される食糧の2倍もの量を,日本国内だけで捨…

日本型組織の病を考える

日本型組織の病を考える (角川新書)作者:村木 厚子発売日: 2018/08/10メディア: 新書2009年,冤罪事件を自分で解決したとして記憶に残っている。あの時は「ニュースステーション」で何度もこの事件の報道を見聞きし,「一太郎ファイル(フロッピーディスク)…

蝉しぐれ

藤沢周平の本を初めて読んだ。人気があるのがよくわかった。歴史長編はあんまり読んでおらず、展開の緩やかさに、初めは取っつきが悪かったが、どんどん引き込まれた。ぜひ映像でも見てみたいと思った。NHKテレビで放送していたんだよね。映画化もされたのか…