Pay it Forwad,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教科教育・学級経営実践コース 片桐史裕のブログ

国語

文章がうまくなりたいって思っているのかな?

院生と「喋れるのに書けない」ということについて、そして「どうして文章を書くのを毛嫌いするのか?」について対話した。作文の課題で、なかなか書けない時に、質問をするとそれに答えられる。「じゃあ、それをそのまま書けばいいんだよ。」と伝えても書け…

冴えない授業デザイン(国語)の作り方 Fine

ということで最終回です。ほとんどこのタイトルで3連載をやりたかっただけなのですが。 冴えない授業デザイン(国語)とは テキストを読み取らない テキストから発想しない テキストに戻らない 短歌の授業デザイン 冴えない授業デザイン(国語)とは テキス…

冴えない授業デザイン(国語)の作り方 ♭

プリント学習 プリント学習の弊害 知識補填のプリント ストーリーが決まっているプリント なぜこうなる? 知識伝達、空欄補充ではない国語授業とは 情報を組み合わせる プリント学習 授業プリントを使い、授業を行うと、とても楽だ。その授業時間に取り組む…

長野吉田高等学校進路講演会&大学授業体験

今年は出前講座で2回も長野県の高校に呼ばれた。長野市にある長野吉田高等学校は、思いの外上越から近かった。土曜日朝イチの講座で、寝過ごしてはいけないと思って5時過ぎに目覚めて早めに出発したが、カーナビの表示を見ると、集合時刻の45分以上も前の…

「山月記」ラップ

今日の「中学校高等学校国語科授業づくり演習」は「山月記」ラップを作るという実践だ。うちのゼミの西岡君の今年のテーマ「ラップ」なのだが、国語でラップを取り入れたら、どんな効果があるのか、未知数ということで実践し、意見をもらう授業だ。ラップを…

読書指導

読書の効果とは? 学習指導要領では? 読書の価値とは? どんな読書指導がいいのか? 朝の読書 結論:全て曖昧に言っているから曖昧な指導しかできない 本日の「中学校高等学校国語科授業づくり演習」のテーマは「読書指導」だった。 読書の効果とは? 基本…

言葉への自覚〜言葉による見方・考え方〜

「自覚」って何? 「対象と言葉」の関係 「言葉と言葉」の関係 言語活動の目的とは? 日本全国で国語科を学ぶ意味 言葉のアンテナ 2020/05/19の「教科の特質に応じた見方・考え方を働かせる授業づくりの実践と課題」では、国語科についてみんなで考えた。高…

三密を避けながら国語科授業で「主体的・対話的で深い学び」を実現するやりかたとは?

私の受け持っている教職大学院プロフェッショナル科目「中学校高等学校国語科授業づくり演習」で、昨年の履修者と今年履修予定者と、埼玉の高校国語の先生とzoomで繋いで討議を行った。現在本学は休講中なので、「annex(別館)」として開いてみた。新潟県内…

欲弁已忘言(純粋経験)

タイトルは「弁ぜんと欲して已に言を忘る」である。陶淵明の「飲酒」という詩だ。詩全体と詩の内容はこちらにある。高校の時にこれを読み、大学の授業でもこれを解釈し、高校教員になっても授業で教えた。「この風景、雰囲気、気分、とても素晴らしいことは…

群読が表現できるもの

「群読」活動を高校国語教師時代から始め、もう20年ほど続けている。国語の授業で、手軽に「表現活動」ができないかと思っていたときに出会ったのが「群読」であった。声を合わせて出すだけで表現活動ができる。これは、スピーチや、作文や、ディベートとは…

Don’t think. FEEL!

先日の高校生対象の群読講座で、印象的な感想を書いてくれた生徒がいた。 >> 私はグループ活動が正直言うと苦手で、不安でしたが、メンバーの皆と群読をしたことで、気持ちが楽になりました。とても楽しかったです。 << ここに群読(声を合わせる活動)の意…

Don’t think. FEEL!

先日の高校生対象の群読講座で、印象的な感想を書いてくれた生徒がいた。 私はグループ活動が正直言うと苦手で、不安でしたが、メンバーの皆と群読をしたことで、気持ちが楽になりました。とても楽しかったです。 ここに群読(声を合わせる活動)の意義が現…

柏崎高等学校群読講座

2年連続2回目で、出前講座として呼んでもらった。群読講座をおこなった。柏崎高等学校の生徒さんは、熱心に取り組むし、真面目だし、ノリノリだし、去年同様とても気持ちよく講座をおこなえた。そして創作した群読作品もすばらしいものだった。群読体験は…

文章を読む

内田樹先生が言う「中腰」と言うことが,何となくわかってきた気がする。本当にわかったというわけではない。難解な文章を読んでいて,当然わからないのだ。わかろうと何回も読むのだが,わからないのだ。そんなのはよくあること。こんな内容をすらすらわか…

文章を読む

内田樹先生が言う「中腰」と言うことが,何となくわかってきた気がする。本当にわかったというわけではない。難解な文章を読んでいて,当然わからないのだ。わかろうと何回も読むのだが,わからないのだ。そんなのはよくあること。こんな内容をすらすらわか…

短歌・俳句の授業デザイン

今日の「中学校高等学校国語科授業づくり演習」では,短歌の授業デザインについて考えてみた。短歌・俳句の授業はどのようなものにすればいいのか,見当が付かないというところから,今回の話題に選んだそうだ。以下,出た話題を列挙していく。 教科書に掲載…

短歌・俳句の授業デザイン

今日の「中学校高等学校国語科授業づくり演習」では,短歌の授業デザインについて考えてみた。短歌・俳句の授業はどのようなものにすればいいのか,見当が付かないというところから,今回の話題に選んだそうだ。以下,出た話題を列挙していく。 教科書に掲載…

檸檬

今日の「中学校高等学校国語科授業づくり演習」のテーマは梶井基次郎「檸檬」だった。担当者が「檸檬」を提示すると,「うーん,……」という声が上がった。授業でどうするか,つかみ所がない教材という印象を持っている人が多かった。以下,出された話題をト…

児のそら寝

今日の「中学校高等学校国語科授業づくり演習」のテーマは古文教材「児のそら寝」だった。この題材は高校1年生の一番初めに扱う古文ということころが多い。教科書を比べると,1年生の最初ということで,ほとんどの文章の脇に訳注が付いているものから,脚…

言語による見方・考え方を働かせる「山のあなた」の授業デザイン

火曜2限授業「教科の特質に応じた見方・考え方を働かせる授業づくりの実践と課題」の2回目。「言葉そのものを学習の対象としている。」という指導要領解説を受けて,時一歳に授業課題を作った場合,どのようになるのか?を各自持ち寄って検討する時間。題…

「言葉による見方・考え方を働かせる」とは?

火曜2限授業「教科の特質に応じた見方・考え方を働かせる授業づくりの実践と課題」という長いタイトルの授業を受け持っている。各教科で言っている「見方・考え方」とは,どういうことか?をみんなで掘り下げていく授業だ。2018年改定学習指導要領解説に書…

マジカル・ガール 聖なる鹿殺し

立て続けに陰々滅々とする映画をDVDで視聴してしまった。観た後,結構ダメージが大きくぐったりした日々が何日か続いた。「マジカル・ガール」は,娘が余命幾ばくもないと知った父親が,娘の憧れである「マジカル・ガール」のコスチュームをなんとか落札した…

国語表現の教科書

教科書選定の時期だ。毎回ながら国語表現で使える教科書がほとんどない。教科書はなぜか買わせなければならない制度になっているので、教科書を持たせるのだが、毎回ほとんど使わない。いったい誰があの教科書を作っているのだろうか?国語表現の授業をした…

無意味な会議

学力向上何たら会議国語部会に出席した。教職経験15年未満が出席せよという会議だが、うちの学校の国語にそんな人は存在しない。この会議に出席したのは2回目だ。私が以前に出席した時は司会の人がいろいろ配慮してくれて、実のあるものだったが、今回はど…

「著者はなにが言いたいのか」は意味がない

内田樹のブログで、そのような記事が書かれていた。内田樹は、「これってこういうことなんじゃないかな?」という超感覚的な思いつきを論理的に書いてくれるから「そうそう、そうだよね。」と頷けるものが多い。記事の内容を簡単にいうと、言葉で表現するこ…

文化の伝承

人間は言語を獲得し、代々修得してきた。赤ん坊が言語を習得し、使えるようになる過程は、過去何千年も変わらずほぼ同じパターンでおこなわれていたものと思われる。なぜ言語を習得する必要があったのかというと、同時代の別世代の人とのコミュニケーション…

創造力

それは、小学3年生の娘の学校では創作漢字というものをやっている。しかし、現実に存在する漢字さえも創作漢字を作っていた。これでは基礎学力の定着は望めない。そもそも小学3年生の歳では、創作はできない。この歳の子どもは記憶力が高いのだから、創作…

筆順

最近筆順に凝っている。というより、自分の名前の字の筆順を課題に出したので、それをチェックするのにあやふやなものは1つ1つ調べているのだ。自分は筆順はほぼ完璧と思っていたら、穴があった。「長」の1画目は横棒、「馬」の1画目は縦棒だと思ってい…

原稿用紙における句点の書き方

4月初めなので、原稿用紙の書き方を授業でおこなう。そこでまた新たな事実を発見。縦書き原稿用紙の場合、句点(。)をマスのどこに書くのか。疑いもなく右上だと思っていたが、数人が右下に書いていた。「そう習った記憶がある」というのだ。1人が勘違い…

サーカス「夜は劫々と更けまする」中原中也

「夜」が「劫々」と更けるというのは、どういう意味なんだろう?とちょっと疑問に思ったのですが、「劫々」自体が辞書に載っていない。ネットで解釈を探しても見あたらない。「劫」は「非常に長い時間」というように載っているが、「劫々(こうこう)」では…