Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

学び合い

第1回子どもに学ぶ教師の会 静岡

今年も静岡に来られた。上教大院1年後輩(同年齢)のYさんが、満を持して会を開くというので、駆け付けた。今回は、接続がとてもよかったので、約3時間で着いた。上越新幹線は、途中大宮しか止まらないものだったし、今回はちょうどいい東海道新幹線がな…

第1回子どもに学ぶ教師の会 静岡

今年も静岡に来られた。上教大院1年後輩(同年齢)のYさんが、満を持して会を開くというので、駆け付けた。今回は、接続がとてもよかったので、約3時間で着いた。上越新幹線は、途中大宮しか止まらないものだったし、今回はちょうどいい東海道新幹線がな…

第1回子どもに学ぶ教師の会 静岡

今年も静岡に来られた。上教大院1年後輩(同年齢)のYさんが、満を持して会を開くというので、駆け付けた。今回は、接続がとてもよかったので、約3時間で着いた。上越新幹線は、途中大宮しか止まらないものだったし、今回はちょうどいい東海道新幹線がな…

阿智村立浪合小学校

今年の修了生H君のクラスを視察にいった。H君は大学院時代からも気の利く,配慮のある院生さんだったが,仕事をし始めてそれにたくましさが加わったような気がした。3人しかいない1年生の担任をしていて,少人数ならではの問題点に対して奮闘していると…

授業課題の「必要性」について

授業課題に関して,「その課題って面白いの?」とか,「その課題って役に立つの?」ということをいつも気にする。面白ければ学習者は乗ってくる。役に立つと思えば,面白くなくても学習者は取り組む。「役に立つ」といってもレベルがある。「自分が将来大人…

静岡県立駿河総合高等学校視察

学び合いを実践されている鈴木先生との繋がりもあり,また,8月25日に参加した商業教育研究会で発表された,駿河総合高等学校の先生の課題研究の取り組みがとてもすばらしかったので,是非とも視察に訪れたいと思っていた。 1限目鈴木先生の現代社会の授業…

安心できない

『学び合い』でうまくいっても、安心いてはいけないなぁとつくづく感じた今日だった。クラスはばらばらで、無断欠席、無断早退大量状態だし、授業は1時間まるまる何もしない人はいるし、ここ最近にないひどい1日だった。「ちょっとよくなっているかな?」…

『学び合い』の師

批判されたり、うまく行かなかった時に、「自分の師は道をこう説いている。自分もそれを信じている。」と思えるかどうか。そこにゆらぎなさというものが出てくる。「師」というのは、ある1人であったり、今まで出会った先輩たちであったり、ある本であった…

赤点補習での学び合い

3日間連続夏休み末現代文赤点者補習をおこなった。せっかくの夏休み終盤に補習を入れるのは、なかなかテンション上がらないものだ。はたして、出席するんだろうか?という不安があって、直前は寝付けなかったりした。しかし、無断欠席者2名と、遅刻者1名…

共通土台

フォーラムのアンケートを読んでいると、たくさんの人は表面上に見える細かいことにこだわり、苦しんでいるんだなぁと思いました。「自分のやっているのは『学び合い』ではないんじゃないか?」とか、「ここで指導したら『学び合い』じゃないんじゃないか?…

人との距離感の言語化

8月20日の日記にいろいろコメントを頂いたので、「人との距離の言語化」について考えたことをさらに書いてみます。生徒で、距離感が分からない子どもがたまにいます。話すとき、私に対して異常に近づいてきたり、用があって教務室に私を訪ねに来たとき、私が…

『学び合い』盲信の危険性

フォーラムの公開ゼミで「朝の読書は『学び合い』だ!」ということを主張しました。朝の読書にずいぶん昔から取り組んできて、今に至りますが、その結論はこれも『学び合い』であるということです。共通点が多いのです。ですので、『学び合い』の具現化した…

14人いない

我がクラスは野球部が14人いる。昨日、今日と県大会で公欠だ。さて、クラスの1/3がいなくなるとどうなるのか。実は私が受け持っている現代文ではこの状態は初めてだった。それで、どのようになったのかというと、『学び合い』どころではなかった。『学び合い…

子どもを信じるということ

昨日の記事に続き、私のことをふりかえろうと思う。十数年以上前、ある学校に転勤して、授業は全くうまくいかず、子どもたちは学ばず、なんだかどーしよーもないやるせなさを感じていた。そんな時に出会ったのは「朝の読書」だった。今となってはどうして出…

本当に信じているか?

『学び合い』ではまず子どもの力を信じることが大前提である。しかし、本当に信じているかどうかは、非常に重要なことである。私は以前は全く信じていなかった。教師が目を離せば、子どもは必ず怠け、教師が引っ張っていかなければ高みに登っていかないと思…

体育祭練習期間まっただ中

昨年は体育祭でうちのクラスはいろんなトラブルがあったが、今年は3年生で、軍団を引っ張っていく立場である。安心してみていられる。完全優勝を目指している。応援練習やら、パネル作成やら、競技練習が、各部署で自発的に活発におこなわれている。見てい…

反応の良さ!

先日、「羅生門」に入る前に、こんなことを語った。実は、そのクラスの担任が、他の先生に、「体育祭の選手と役員決めの時に、『オレはイヤだ』なんてことばっかり言って、全く決まらなかった。」ということをぼやいていたのを小耳に挟んだからだ。語った後…

「下流志向」を読む③すでにゲームは始まっている

高校教師という職につき、常に悩まされてきたのが「学ばない子どもをどう学ばせるか」というものだ。これは高校だけではなく、全ての校種での悩みの種だろう。この問題の一番の解決策は「あきらめる」というものだ。「学ばない本人が悪い」と理由をつけ、放…

「下流志向」を読む②「学び」とは?

内田樹著「下流志向」には「学び」について、以下のような記述がある。 よく知らない分野のことについて、誰が技芸にすぐれており、だれが自分をあやまたず目的地に連れて行ってくれるのかを決定しなくてはならない。でも、初心者はその定義からして、「目的…

授業参観日

埼玉から朝6時半の新幹線でid:tsmumuさんがやって来た。私の1,2限の授業を見に来てくれた。ついでなので、SHR(朝学活)も見ていただいた。SHRでは、子どもたちの元気の良さに圧倒されていました。1限は1年生、2限は3年生の授業だったのだが、…

またまた「学び合う国語」

今日は長男のサッカースクールだった。長男の1,2年生クラスが終わってクラブハウスで帰り支度をしていたら、昨年までスクールのクラスが同じだった子のお母さんが見慣れた本を読んでいた。なんと「学び合う国語」じゃないか。そのお母さんとはサッカーの…

『学び合い』へのアプローチ

私は採用から約15年間、様々な授業への取り組み方に触れて、いいものは吸収し、使えないものはやめていった。実践したものの中には、文学教材をパターン化するものもあったし、経済教育もあったし、マンガを授業に取り入れていくものもあった。国語の「話し…

「下流志向」を読む①学びの運動

「下流志向」(内田樹著・講談社)を再読しています。『学び合い』を考える上で重要な記述が以前一読したときにあった気がしたからです。子どもが母国語を修得する過程を例にとり、以下のように記述していた。 学びのプロセスに投じられた子どもは、すでに習…

信じ続ける・待ち続ける

授業がどうもうまく行かないときは、『学び合い』ブログを読んで、自分を元気づける。『学び合い』はぶれないことが重要だけれど、私なんて簡単にぶれてしまうので、同志のブログは心強い。かたや結果が出てうらやましいなーという記述もあるし、悩んでいて…

絶対に教えられないこと

3年現代文の授業では、「テキストにあたる」ということを目標におこなっている。文章を読み飛ばさずに、こだわって、何か著者のメッセージや思いを感じてほしいのだ。かといって、「著者のいいたいことはこれだ!」という1つの「正解」を探すのではなく、…

『学び合い』できるかどうか

一般的に、 一斉授業をしていて、授業がうまく行かないと、生徒や保護者や学校や環境や社会のせいにする。『学び合い』を志してうまく行かないと、自分の中に原因をさぐるようになってしまう。 という傾向が見られるのではないか?かくいう私も昔と今を比較…

日めくり作成

LHRで「あと何日で卒業?」というカウントダウン日めくりを作りました。RXさんのアドバイスで、子どもたちに作ってもらいました。私が用意したのはB5の用紙200枚と、ペンたくさんと、年間計画に「あと○にち」と書き加えたプリントでした。班に作成する…

クラスの目標

今年度のクラスの目標は 期待を上回る 責任を持つ にしました。ことあるごとに語ろうと思います。

『学び合い』の力

年度末にはいつも「この1年間で『生きるために役に立つ』と国語の授業から学んだこと」について書いてもらっています。下に紹介する作文は、4月最も気になった生徒です。私が声をかけても全く反応せず、まわりともあまり話をしない。1学期の成績は非常に…

今年度2度目の大激怒

追認指導中である。放課後になって、なかなかノートを持ってこなかったので、教室に行って様子を見ようと思った。そうしたらカードゲームをしていた。怒髪天を衝いてドカーン!怒鳴って教室から出てきた。追認勉強の生徒は「諦めていません。」なんて言って…