Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

新潟県内ローカル線乗りつくしの旅 4(最終回)

いよいよ只見線に乗る。13:08会津若松駅発。2両編成だったが、結構人が乗っている。みんな電車マニアっぽい。只見線の途中で降りる人はほとんどいない。

停車駅ごとに写真をとる人もいる。3~4回、10分前後の停車があった。実際4時間半も乗っているから、気分転換になって良い。息子は飴をなめたり、お菓子を食べたり、ジュースを飲んだりしている。ちょっと目を離したらジュースをいっぱいこぼしてしまった。まったくもお!

只見に近づくにつれて雪が多くなる。小雪だったこの冬でもこんなに雪が残っているんだから、いったい去年の大雪の時はどうだったんだろう?

ぼんやり薄曇りで、冬枯れの風景が続く。桜が咲いたり、新緑だったり、盛夏だったり、紅葉だったらもっといい眺めなんだろうなぁ。

只見の町に入ると線路が高架になる。自動車で訪れたとき、この風景を見て、「いつか只見線に乗ってみたい」と思ったのだ。ちょうど「天空の城ラピュタ」に出てくる街のような感じ。

4時間半の旅だったが、うつらうつらしたり、ちょっと長い停車時間に外に出て気分転換したせいか、それほど苦でもなかった。息子は「まだ着かないの?」と飽きているふうだった。

小出駅に着き、数分の待ち合わせで上越線がやって来た。宮内で乗り換えなのだが、その間に息子は寝てしまった。さすがに疲れている。宮内から快速くびきのであっという間に着きました。約11時間の旅。列車に乗る以外何もすることがない旅。たまにはいいものです。