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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

『学び合い』へのアプローチ

私は採用から約15年間、様々な授業への取り組み方に触れて、いいものは吸収し、使えないものはやめていった。

実践したものの中には、文学教材をパターン化するものもあったし、経済教育もあったし、マンガを授業に取り入れていくものもあった。国語の「話し合い活動」もそうである。一教師の実践もあったし、組織だってやっているものもあった。

その中で、教職20年目の今でも確実にやり続けているのは、朝の読書と群読だ。

他のものはすべて『学び合い』に吸収されていったような気がする*1

つまり、『学び合い』という言葉がなかった頃(認識されていなかった頃)は、様々な取り組みをして、受け入れ、そぎ落とし、「本当に実になる教育」とは何か?を考えていって、残っていたものをふりかえると『学び合い』に通じるものばかりだった気がする。

しかし、今はもう『学び合い』が存在する。若い教師が目の前に『学び合い』を置いて、そこから始めると、私の過去の約15年間分があっという間に短縮されるメリットはあるが、それまで『学び合い』の要素や空気や文化にあまり気づかなかった人は、苦しむことになるんじゃないかな?と思う。初めに『学び合い』があると、成功例がたくさんある分、自分の実践とのギャップで悩むんじゃないかな?と思う。

でも、考えてみれば、私も『学び合い』を知らなかった15年間苦しみ、悩み、知った今でも悩んでいるんだから、同じことか。少なくとも初任の教師は15年間も遠回りしなくていいのだから、苦しみ、悩むときはどんどん苦しみ、悩むべきなのかも。

苦しみ、悩まず、他者のせいにしてつじつまを合わせている教師も多いのだから。



","歌�w群馬県の歌といいます。よろしくおねがいします。「朝の読書」と『学び合い』の通じるところって、どんな所なのですか? 教えていただけると、凄く嬉しいです。�x
F-Katagiri�w歌さん、コメントありがとうございます。通じるところは次の通りです。<br>1)子どもを信じなければ成功しないところ<br>2)みんなの力で学習するというところ<br>3)子どもが自信で学習の成果を実感できるところ<br>いかがでしょう?�x
歌�wありがとうございます。確かに通じる所があるのですね。勉強になりました。<br>朝の読書を継続的に実践したことがありませんので(勤務校では朝学習を学年統一でしようとなっているため)次の学校では実践できたらいいな~と思っています。�x

*1:朝の読書も『学び合い』に通じるところがあるが。また、群読も『学び合い』の要素が顕著に出る取り組みである。