今読んでいる「社会を変える学校、学校を変える社会」に標記のフレーズが出ていた。
昨日の全体ゼミでクイズを出した。
そこからそれを始めたら、そのくらいの時間がかかるということです。教員採用試験対策をした人だったら、必ずこれに関連するキーワードは目にしはずの今の学校現場で大切にされていることです。
ある人は、「高いところから飛び降りること」(採用試験未受験)「ナイスボケ!」
ある人は、「わかりません。」「いや、なんでもいいから」「わかりません。」「分からなかったらボケてよ」「わかりません。」
ある人は、「英語教育」(これはボケなのか?小1で1カ月やれば英語を習得できるのか?)
というような回答でだった。教採対策で「英語教育は早く始めるべき」というキーワードを目にしたらしい。
正解は、「主体的に学ぶこと」である。
高校教師時代、高校2年生の現代文の授業で、「この文章に関して、分からないと思うところをどんどん紙に書いて提出しなさい。(その後、出された質問をみんなで解決します。)」という授業をしたが、全く質問を見つけられず、提出できない人が半数以上いたことを思い出した。
そうは言っても自分の大学時代、平家物語の講義で、「この文章の問題点を出しなさい」という課題が出され、何を言えばいいのか全く思いつかなかったことがあった。平家物語に問題点なんてあるのか?という固定観念にとらわれていた。
つまり、(学校における)主体的な学びとは、始めなければ身につかないということだ。そして、その始まりが遅ければ遅いほど、身につくのに時間がかかる。未就学の時には、主体的に生活していたはずなのに。
さて、大学生は主体的学びを身に付けるのに何年かかるのか?4年生までには身に付けて、主体的に卒論に取り組めるといいな。(791文字)