西川先生のブログのコメントで、『学び合い』の敵は教師の習慣だと書きました。
習慣ほど抜け出ることができないものはありません。本で読んだことなのですが、擦り傷を負った時、本当は密閉して空気に触れぬようにした方が治りが早いそうです。しかし、絆創膏を貼りますよね。普通の絆創膏は通気がよいですよね。密閉した方がよいというのはずいぶん前からわかっているそうですが、なかなかそれが受け入れられなかったそうです。最近では密閉する絆創膏が出始めています。
私は小さい頃朝起きたらすぐに歯を磨いていました。家族がそうでした。しかし、朝食を食べた後に歯を磨いた方が虫歯にならないはずです。私がそうしようとしたら父が怒った記憶があります。あの怒られたのは何だったんだろう?何をもとに怒ったんだろう?と考えると、「習慣」と言わざるを得ません。
人間は今までの習慣から抜け出ようとすると、かなりの抵抗があるんだと思います。
教師の習慣は、西川先生のブログにも書いてあったとおり、子どもの思考の手順を決めたがることでしょう。他にもあるかな?と探してみました。
- 言ってもしょうがないことを言ってしまう。
- 指導したらそれが必ずすぐ返ってくることを期待する。
- 「10」が到達目標だとすると、「1」から順に「2,3……」と指導してしまう。
- 「待つ」ことができない。
うーん、このうち「習慣」じゃないものもあるかな?