3日間連続夏休み末現代文赤点者補習をおこなった。せっかくの夏休み終盤に補習を入れるのは、なかなかテンション上がらないものだ。はたして、出席するんだろうか?という不安があって、直前は寝付けなかったりした。
しかし、無断欠席者2名と、遅刻者1名というまずまずの(?)滑り出しで開始できた。途中1,2時間遅刻当たり前という者もいたが、今日無事に終了した。(うちの学校のレベルがわかるでしょ?)
初めのイライラした子どもたちの感じが、今日はなんだか達成感に満ちた顔になっていた。補習は一貫して『学び合い』である。
- みんなが「こころ」の指定されたところをすらすら読めるようになる。
- みんなが「こころ」の指定した部分のKの行動だけを抽出できるようになる。
- みんなが「こころ」三択問題を80点以上とる。
という課題にした。残念ながら3つの課題は達成できなかった。しかし、「こころ」三択問題(20分間)を実施したら、面白い現象になった。赤点保持者なので、普段の現代文の授業中は全く自分でやろうとしない。ただ座って1時間ぼーっとして、課題も提出しないから赤点になっているのだ。
そういう彼らがテストをしたら、どんな行動に出るのか楽しみにしていた。テストは「手段は問わない。何を見ても、誰のを見てもOKだ。」としたのだが、初めの10分間は自分で解いているのだ。はじめっから他人のを写そうとしているのは1人もいなかった。
「あと5分ですよ。」と言うと、まだ回答できないところを聞きに回っていた。最後の最後まで問題を解こうとしていた。こういうことを普段からやっていたら、赤点取らないのに……。
赤点補習こそ『学び合い』だと思った。最後の最後にがむしゃらになっていた。あとは無断欠席者をどうするかだよな。