Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

THE FIRST SLAM DUNK

晴子

とても気になっていていたが、観に行くかどうか迷っていた。他の映画も見たいのもあるし、SLAM DUNKを十年以上前に一気読みしてそれからずいぶん経っていて、細かい内容なんて忘れているし、どうしたもんだか?と思っていた。

そしてCGということも噂で聞き、CGのアニメってあんまり得意じゃないんだよなー、なんだか不自然で。と思って、躊躇していた。

そうしたら、坂本真綾さんが自身のラジオ「ビタミンM」で赤木晴子役を演じていると明かした。映画公開まで内緒だったのだ。それじゃあ行かねばと思い、そのラジオを聞いた翌週行ってきた。

赤木晴子の出番は本当に少なかったのだけれど、ちょっとでも坂本真綾演じる赤木晴子の声が聴けて良かったのだけれど、観に行って良かったと思った。

山王戦の細かいストーリーというか、プレイしているメンバーの名前さえ忘れている状態だったわけだが、山王戦の進行とともに、それぞれの過去の出来事が織り込まれ、少しずつ思い出されていくという経験ができた。これは希有な経験だ。こんな経験ができたんだから、主要なところを忘れていて良かったと思った。マンガを読んだとき以来、2度目の感動を覚えることができた。忘れるって人間の素晴らしい能力だ。

ラストプレイでは、マンガを読んだときの思いが思い出され、「そうそう、」とふりかえられ、涙が出てしまった。もう既に山王戦の結果は分かっているのに、どうして泣いてしまうんだろう。いやぁ、あの表情は反則でしょう。

CGでのバスケ描写はなんだかゲームみたいなのだけれど、それはおいておいても躍動感と迫力があって、この描写だから、このゲームの壮絶さが描けるんだろうか?と思った。


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それにしても、リョータのお母さん、もうちょっと綺麗に描いて挙げればいいのに、なんて思ったりして。