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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

TENET

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2020アメリカ Jマックスシアターで鑑賞

監督のクリストファー・ノーランの最新作。クリストファー・ノーランといえば、「インセプション」のような、不思議な世界を映像化することが魅力だ。そしてCGを使わない。ということは、あんな映像も、こんな映像もCGじゃないの?

TENETは、はっきり言って初見ではわからない。「時間を逆行する」という世界設定は単純なのだが、映像を観ていて理解が追いつかない。逆行する人と順行している人が、どうして同時にいられるの?そしてそれぞれはどのように見えているの?とわからなくなる。

普通に歩いている人の中で後ろに歩いている人をビデオカメラで撮影する。その映像を逆回しにすると、後ろに歩いている人は普通に歩き、周りは後ろに歩くように見える。そんな感じ。それらの人たちはどう関われるのだろう?それらの人たちが戦ったりする。銃を撃ったり爆撃もする。銃を撃ったのが「逆回し」になり、銃に銃弾が収まる。そこに順行している人がいたらどうなるの?

「考えるな、感じろ」とブルース・リーのような台詞がここでも出てくる。考えれば考えるほど分けがわからなくなるので、「そういうものだ」と思って、観ていた方がいいのかも。それは別として、展開が速いから、ストーリーも追っていけない。何でこの人が味方だったのに敵になっているの?とか。

しかし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のような、「あ、あのシーンは、こういうことだったのか。」と映画の終盤になってわかることもあって、それはとても楽しめる。でも、もう一度観に行きたい映画だった。