Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

オンラインで抵当権の抹消手続き完了

18年前に新規購入したマンションのローンを完済するために銀行に行って手続きをした。7月完済予定が数ヶ月早まっただけなのだけれど、それでも手数料数千円は節約できた。

そうしたら、「抵当権の抹消手続き」をしなければならないという。銀行のスタッフに聞いてみたら、手続きはそれほど煩雑ではないので、自分でもできるという。しかし、法務局に出向かなければならないので、その手間が必要となると言うことだ。司法書士に払う手数料2万円位が節約できるというので、自分でやろうと思った。

いろいろ調べたら、オンラインで出来るという。じゃあ、オンラインでやろうかな?と言うことで、このサイトを見つけ、法務局のYouTubeに従って手続きを始めた。

ejinobo.jp

基本的には上記リンク先にまとめられている手順で出来たのだが、ちょっとよくわからなかったり、問い合わせたりしたことをまとめておく。

iPhoneで出来るの?→WindowsPC+Android端末でやった

「申請用総合ソフト」は、Windows用しかない。それに個人を特定させるには、マイナンバーカードを使う。今までそういうこと(ふるさと納税とか)は、iPhoneで完結していたのだが、WindowsPCと連携させるのはiPhoneで出来るのかな?と思ったのだが、いろいろ調べても、iPhoneとWindowsPCを繋げるやり方を見つけられなかったので、そこでつまずくのも何なので、Android端末(Pixel7)を使った。簡単に繋げられたし、認識された。

「順位」って何?

ソフトに必要事項を入力していくのだが、「順位」やら「甲」やら「乙」やら入力しなければならない。これは何?銀行から返してもらった書類(契約書)には、どこにもそんなことが書かれていない。そうか。登記簿を参照しなければならないのか。手元にないので、1週間ほど入力作業が滞る。

新築で買った場合は順位は「1位」で良いようだ。登記簿には何も書いていなかった。

手数料どうやって払うの?

マンションだとだいたい2,000円で済むようなのだが、オンラインで払えるというから、どうなることか?と思って手続きを進めていくと、支払い画面で、銀行を選べるようになる。オンラインで使っている銀行を選ぶと、いつもの振込画面に移り、振込先が設定されていて、パスワードを入れたりすると、支払い完了になる。これは便利だった。

「弁済証書」って何?

銀行からもらった書類には「弁済証書」なんて無い。これは何なのだろうか?といろいろ調べたら、契約書でいいようだ。契約書に左上に「○月○日本契約解除しました」とゴム印で押してあり、銀行の社長名とハンコが押してある。これが「弁済証書」ということで、これを添付した。

必要書類をPDFで送ればいいと思ったら、委任状やらは郵送しなければならなかた。

ソフトに入力して、最終チェックボタンを押すと、数字が半角で入力されいるところも多く、それを手入力で修正し、提出すると、難なく受け付けてもらえた。2週間くらいすると、メールで不備なところを教えてくれる。委任状やらなんやら、実際に郵送してほしいということだった。記入不備のところも指摘があり、そこに書き加えた。

どこにどうやって送ればいいのか分からなかったので、電話をかけた。

法務局あて住所で、担当者宛に書留で送ればいいということだった。「添付書類は申請から2週間以内」とどこかに書いてあったのだが、尋ねてみると、大丈夫ということだった。ということで、「今週中に届くように送ります」と伝えて送った。

不備なところはいろいろ修正してくれる。

どこが不備だったのか、よくわからなかったのだが、きっと住所やら、不動産の指定の文言やらだったのだろう。「そこは修正しておきます」といってくれて、細かいところは担当者が修正してくれた。数日して「申請完了」の連絡が来た。登記簿が手元にあったら、もっと早く完了したのだろうけれど、それほどつまずくことも無く、手数料やら書留郵便料金やら合わせて2,500円位で完了でき、17,500円の節約が出来た。

マイナンバーカードは、いろいろ言われているけれど、取得したことで、時間とお金が節約できるメリットが生まれた。そんなに悪いもんじゃないと思う。もちろん、WindowsPCが無いと出来ないし、それにつながる携帯端末も無いといけないのだけれど。