Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

研究の目的とタイトル

学部4年生は月末までに卒業研究のタイトルを事務に提出しなければならない。

先週末はそのため個人ゼミラッシュだった。対話で目的を詰める。

何が明らかになったらこの研究は終わりなの?

というのが、研究の目的なのだが、それがピンと来てもらえない。

「○○ということを調査すること」

と言ってくる。

「それって手段であって目的じゃないよね?調査すればいいんだ。じゃあ、ちょろっと調べて、何のデータも得られなくてもいいんだね。」

とツッコむと「はっ!」とする。

授業づくりの「目的」もそうなのだが、どうも「目的」という概念を捉えられないようだ。

「○○と□□は関係があるということを明らかにすること。」

そりゃ、何でも関係があるでしょ?バタフライエフェクトという概念だってあるんだから。

○○と□□は▲▲という関係があることを明らかにすること。

ここまでシンプルにしなきゃ。(405字)