夢のような一日だったが、優勝していれば、一体どんなことが起こるのか、想像もつかない。優勝できなくても、次に持ち越し、あまり悔しさを感じられなかったのは、痺れる試合を目の前で見られたということと、長年あまり日の目をみない(特に、大手メディアから)アルビサポの卑屈さが身についてしまったからだろう。
国立競技場は、また雨で、なんだかいい天気の記憶があまりない。そして勝った記憶も全くない。前回FC東京戦では、スタジアムグルメが味スタに比べて倍増だった感があったから、今回も楽しみにしていたのだが、行ってみると外にキッチンカーが数台、雨も降っているので、2層目の売店で買おうということになり、フタを開けたら前回と同じく1店舗のみしか見つからなかった。あれ?決勝なのでは?しかも、カレーも売り切れ、残っているのはビールとオリーブ漬けとチキンのつまみのみ。
味スタもそうだというけれど、食品メーカーがスポンサーのスタジアムや大会は、スタグルを充実させられないと聞く。今回もそうなのか?がっかりだった。しかし、コンコースは空いていたので、そこで家族と車座になって前祝いをする。入場者に配られたクラッカーもつまみとなる。ランチパックでも売ればいいのに。次回の教訓としよう。
ハーフタイムイベントのPK合戦は、予想以上に盛り上がっていなかった。
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ハライチ岩井を初めて生で見られるので、私だけが盛り上がって、ぽかぽかポーズを私だけがしていた……。アルビ2点ビハインドでハーフタイムだったからみんな気分が下がっていたのかな?
試合内容は、痺れるものだった。後半アディショナルタイムで、小見のPKで追いつく。大手メディアでは、話題にもならなかっただろうが、小見のPKは、入団当初から話題だった。アルビサポ内では伝説だった。公式戦で初めて蹴ったのだと思われる。
そして、PK戦でも小見はバッチリ決めたのだが、運悪くチームは負けた。
勝っていれば、最優秀選手は小見で間違いなかったはず。100万円を取りこぼしてしまった。しかし、若くして100万円もらっても、ためにならない(?)から、また今度ということで。ランゲラックは3失点で、PKを止めたわけでもないのに100万円もらって自国に帰っていく。なんなの?
大雨だったが、2層目は全く濡れることなく、いい席だった。点を決めるために前後左右の人たちとハイタッチをして、最高の環境だった。声を張り上げ、絶対この声を選手の力にするんだという気持ちが溢れていた。前半終わりくらい、腰が痛くて座ってしまったが、それでもその後ほとんど立って応援できた。
国立はグルメ売店が不充実で、入退場の導線もいまいちで、勝ったことないけれど、雨が当たらないのだけはいいな。ルヴァンカップ最高入場者数だったそうな。
予約できた新幹線*1まで東京駅内で残念会をした。比較的早めに着いていたので、20分待ちくらいで席が空いて生ビールが飲めた。どこもオレンジや赤のユニフォームを来た人たちが待機列に並んでいた。東京駅*2も、利用者人数に対して、飲食店が少なすぎだよな。
定刻発で上越新幹線に乗れたが、一緒に応援した名古屋在住アルビサポは、東海道新幹線が雨のために2時間遅延だったそうな。グランパスサポはみんな大変だっただろうけれど、優勝したからなんともないんだろうな。
空けて3日はアルビサンクスフェスタなのだが、疲労がたまっていて、参加を見送る。次男とラーメンを食べに行って、横断歩道を歩いていたら、小見ちゃんが歩いてきてすれ違った。帽子をかぶっていたからすぐにはわからなかったが、インタビューを受けるときのいつもの渋い表情だったからピンときた。「小見選手〜。」と声をかけたら振り向いてくれた。「お疲れさまでした。」と言ったら挨拶してくれた。
選手も疲れているのに、ファンサがあるなんて、大変な仕事だ。(2180字)