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上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

授業研究会10月定例会

10月定例会は鳥屋野地区公民館でおこなった。公民館を借りての開催は初めてだったが、最近は公民館の予約はネットでできるし、使用料は無料だし、駐車場は広いし、とっても便利だということがわかった。

さて、今回は私が担当で、単元(作品・文章)において、どんな目標を設定すれば子どもの学びは深まるのか?というテーマでおこなった。

定番の「山月記」、「羅生門」と、加藤典洋の「オフ・サイドの感覚」の3つについて語り合った。

気づいたのは、教師というのは枝葉末節にこだわって、目標や課題を設定したがるが、子どもはそんなことはお構いなしだということ。そしてよく考えると、枝葉末節はその作品を読む上で、ほとんど関係ないということ。

教師は文章を読む上で、いろんな細かいことに気づくのだが、それは大筋がすでにわかっているからだ。大筋をまだわからないのに、細かいことに対する目標設定をすると子どもたちは混乱する。

適切な目標設定をすれば、子どもたちは勝手に細かいことにこだわるはずだ。

上記3作品に関して話し合ったことは、別のサイトでアップすることにする。