Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

学び合い

『学び合い』

授業が始まって約1ヶ月が経った。自分の現代文の授業で、子どもたちは『学び合い』をしているのだろうか?『学び合い』をしている部分もあり、していない部分もある。全体として学び合っているかというと、学び合ってはいない。1年生の時に受け持っていた…

「学ぶ」ということ

ちょっと前のNHK「プロフェッショナル」に、宮崎駿が出演した。そこで宮崎駿がこんなことを言った。 子どもにメッセージを込めて作品を作ったことはない。 「命を大切にしましょう」なんてことは、 「命を大切にしましょう」と紙に書いて見せればいいだけだ…

学びの奥義書加除修正コメントについて

西川先生が「学びの奥義書」をアップしております。これをどんどんよくするためにどうしたらよいか提案します。 「はてな」の「キーワード」にアップする。 様々な章の気づいたところをweb上で各自が加除訂正していく。 そうすればリアルタイムに改編できま…

ナンバーワンとオンリーワン

いっとき、「ナンバーワンよりもオンリーワン」という言葉が世に出回った。スマップの歌で世間に知られたのだが、もともとは槇原敬之、そしてそのおおもとは丸山浩路さんの講演である。丸山浩路さんの講演を聴いて、勤務校に講演に来てもらい、挙げ句の果て…

『学び合い』の有時間性2

先日NHKのニュース(全国ネット)で新潟県内の中学校の取り組みが紹介されていた。「勉強のしかた」を学校でマニュアルにして、生徒に配布しているそうだ。授業時間減に伴い、家庭学習時間が減っていくことへの危機感から、学校が作成したそうだ。その配布に…

『学び合い』の有時間性

教室内で『学び合い』が起こると、それぞれの子どもたちが何を学んでいるのかわからない。当たり前である。「学ぶ」ということは、学んでいる人によって全く内容が違う。同じ活動をしたとしても、学ぶ内容は人それぞれである。その「人それぞれ」の学びが有…

消費型と労働型

「消費型」とは、「無時間モデル」である。つまりお金を払えば商品はすぐ手にはいる。そこには時間のブランクはない。「もしかしたら手に入れられないかも……」という商品に対してお金を払うことはしない。今ではまだお金を払ってもいないのに、商品が届く場…

学ぶということ

昨日のほぼ日刊いとい新聞のエッセイ「おとなの小論文教室。(山田ズーニー著)」で、「学ぶ」ということが取り上げられていた。1~10の過程があって、1から順番に10まで教えていくと、10以上のものは受け取ってもらえないし、10も受け取ってもら…

『学び合い』をしかける

最近は共同で活動することをどんどんしかけている。平家物語を「グループ○読み」で行っている。「グループ○読み」とは、「。」が来たら次の人にどんどん代わって読んでいくものだが、「。」ごとではコマ切れになるので、平家物語ではある程度のまとまりごと…