Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

教育

学力低下

教育とはなんぞやということを考えたことがない人が教員やっているんだもん。学力低下して当たり前だなぁ。「プロフェッショナル仕事の流儀」で、京都市立堀川高校の荒瀬校長先生が登場した。その実践は、特別なことは全くやっていなかった。「子ども本来の…

データの一人歩き

一斉学力テストの結果が出たそうだ。「スピーチ・インタビューが強い」「話す・聞くが弱い」と平気で分析している。しかししかし、考えてほしい。ペーパーテストでスピーチやインタビュー、話すこと聞くことを評価できるはずがない。データというのは恐いも…

修学旅行最終日

2日目の夜、熱が出た。何とか治そうと思って、じっと寝ていた。熱はひいたが頭が痛い。子どもたちは元気に過ごせていた。3日目の日程は、オアシス21を市の職員の方から説明を受け、その後トヨタテクノミュージアムへ行った。どちらも面白い場所だった。…

名古屋のお土産

息子たちへのお土産は以下の通り。 ポケモンミニカー(トヨタテクノミュージアムで売っていた) トヨタのミニカー(トヨタ博物館で、生徒に買ってきてもらった) なごや菓べんとう(てんむすや、みそかつの形をしたお菓子 名古屋駅のキオスクまで行って買っ…

修学旅行1日目

名古屋駅に正午頃到着。バスに乗って鈴鹿サーキットへ。鈴鹿サーキットでは、レースのテスト走行をやっていると思いきや、ホンダの車のテストをしていた。ちょっと残念。私は1,500円を払ってカートに乗った。タイムアタックをした。なかなか楽しい。修学旅行…

修学旅行2日目

今日は班別研修。朝8時半までにホテルを出て、夕方4時半まで帰ってきてはいけない。各班企業や学校を訪問し、博物館や名所旧跡を訪ねる。私は生徒がいそうな所を巡視する。まずは愛・地球博記念公園に行った。リニモに乗れた。リニモは音もなく滑り出す。…

教員免許状

教師として生徒の前に立つには教員免許状が必要になる。しかし、教員免許状を持っているだけでは、教師として見てくれないのも事実だ。不思議な免許だ。普通自動車免許を取得したばかりだったら、「これで今日から自動車を運転できるね。」となる。もちろん…

自分で分かるということ

「山月記」を「グループ。よみ」させている。「グループ。よみ」は、数人のグループで、句点(。)が来たら次の人に交代する単元の導入時に私がおこなっているものだ。単に「。よみ」をグループでおこなうというそれだけのものである。漢字の読みが分からな…

「著者はなにが言いたいのか」は意味がない

内田樹のブログで、そのような記事が書かれていた。内田樹は、「これってこういうことなんじゃないかな?」という超感覚的な思いつきを論理的に書いてくれるから「そうそう、そうだよね。」と頷けるものが多い。記事の内容を簡単にいうと、言葉で表現するこ…

子どもを見る

先日私の授業で携帯電話をいじっている生徒がいたので、没収した。(私の学校は携帯電話使用禁止。)携帯電話は生徒指導へ行き、没収された生徒は反省文を提出し、携帯電話を返してもらった。その反省文に以下のようなことが書かれてあった。 グループ学習の…

自己申告シート

昨日が教員評価の自己申告シートの提出締め切りだった。私の欠いた目標と方策は以下の通り。《学習指導》 1.社会的な構成主義による学習という概念をもとに授業に取り組む。 方策:80%以上の授業において、授業時間の90%以上を生徒の活動時間とする。 方策…

なぜ人を殺してはいけないのか?

「なぜ勉強させるのか?教育再生を根本から考える」(諏訪哲二著 光文社新書)を読んだ。その中に、1つのエピソードが載っていた。これはきっと有名なエピソードなんだろう。私も聞いたことがある。あるテレビ番組で少年が「なぜ人を殺してはいけないのか?…

『学び合い』の素地

「なぜ勉強させるのか?」(諏訪哲二著・光文社新書)を読んでいる。『学び合い』については書かれていないが、子どもたちの学びが成立するには何が必要か?が書かれてある。ほとんど「下流志向」に書いてあることと同じ事であるが。それを読みながら気づい…