Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

ラジオ電話出演は45年ぶりくらい


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TBSラジオ「こねくと」の木曜コーナー「おしえて!パイセン」に電話出演してきた。

ラジオ番組への電話出演は小学校6年生以来、45年ぶりくらいだった。あの当時からラジオを聴いていたんだな、と思う。新潟では、冬休みや、夏休み、外に遊びに行かない昼間は、ラジオを前に過ごしていた。

前番組「たまむすび」からずーっと聞いているのだが、木曜日の土屋伶央さんのこのコーナーは前番組からの継続(そんなひと、本当にいるんですか?)で、いつか出演できたらいいな、と思っていた。

「最近サウナでととのったばかりのパイセン」というお題は、4月中頃からずーっとアナウンスされていたものだが、最近ととのった人なんて、あちこちにいるから、すぐにこのお題で誰か喋るのだろうと思っていたけれど、2週間くらいこのお題が取り上げられなかったので、メールで応募してみた。

先週TBSラジオから電話がかかってきて、ラジオで喋ってほしいという。「え、私でいいんすか?そんなに特別な経験していないですよ。」と伝えたが、あまり応募がないという。

戸惑いながらOKした。自分で申し込んでおきながら、変な感じだが、「私のような話でいいのかな?」とも思ったけれど、「長野県のThe Saunaの話題や、れんげさんの言う『ちらかる』(ととのうではなくて、「ちらかる」)に触れてもらえれば……」ということだった。

大学の教授をしているということで、大学名も言っちゃっていいということだった。

電話があったのが放送の3日前で、夢に見るほど緊張していたのが分かった。ずーっと聞いていたラジオの、しかも土屋礼央さんと喋れるということだけで、「先週、味スタに行きました」とか、「MacFanの連載毎号楽しみにして読んでいます。」とか言おうとMacの間もアプリに書いていたのだが、一切言えなかった……。

放送が始まり、コーナーが始まったが、電話がかかってこない。あれ?ボツだったかな?と思ったけれど、1人目のリスナーと電話が繋がっている途中でかかってきた。「このまま呼びかけられるので応えてください。」ということだった。

なんだかもう声がうわずって、ああ、俺って小心者だな、と思った。きっと独りよがりの自分しか分からないようなことを(補足説明をしないまま、突っ走った話ということ)をしちゃっているのだろうな、ああ、自分の持ち時間はどれほどなのかな?とか思いながら、最後に分けの分からないつぶやきを言って話が終わった。土屋礼央さんから「いま、ととのっている最中ですか?」とツッコまれたのが救いだった。

電話だと、スタジオではどんな反応をしているかがほぼわからず、受けているのか、どうなのか、その感じが分からなかったので、「ああ、他のリスナーはどうしてあんなに上手く喋れるのかなぁ?」と落ち込んでいたのだが、聞いていたカミさんからは、「熱く喋っていたよ。」という感想をもらって、じゃあ、ということで、次の日公式YouTubeで聞いてみたら、自分が思ったほどテンパって喋っているようには聞こえていなかったと安心し、その後眠れる夜を過ごしている。

石山蓮華さんや、土屋礼央さんは、リスナー電話参加コーナーに慣れているというのもあるのだろうけれど、話を引き出し、適切に受けて、反応し、盛り上げて、話しやすいようにしているんだな、と思った。なかなか私にはできないことだ。

こんなに眠れない夜を過ごし、後で落ち込むのだったら、今後電話出演に申し込むのは止めておこうと決意した日だった。

YouTubeでは、1時間10分の辺りから私のチキンな喋りが登場します。ああ、「上越教育大学教職大学院」とフルネームで言えれば良かった「上越市の大学で……」としか言えない私のチキンぶり。何を恐れていたんだろう?