Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

マトリックス レザレクションズ

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ユナイテッドシネマで鑑賞。今年1作品目。次男と行く。次男が年末マトリックスの新作に興味を持っていたので、それじゃあ、Amazon Prime Videoで過去作(3作品)を立て続けに予習し、本日に至った。本当は2作目の前にテレビシリーズ(?)があったらしいが、それは観られなかった。だから、2作目の設定がよくわからなかったのだが、2作目を次男と観ていたとき、「あ、これ観たことがある」と気づいた。2003年上映されたときに観に行っていたようだ。1作目はもちろん観に行っていたのだが、その記憶しかなかった。

そして3作目もAmazon Prime Videoで観たら、おぼろげに記憶に残っていた。しかし、1作目のような電脳世界を行ったり来たりする「マトリックスの世界」は無く、ロボット集団対人間戦争モノとしか思えず、何だかなーと思っていたり、次男の友だちが観に行って、「イマイチ」と評したということを聞き、期待できないのかな?観に行くのやめようか?それでも年末年始観たから、観に行くか、と思って行った。

最近の映画館での上映は、人気が無いとあっという間に昼間にかけることを止め、夜の会1回のみというやり方をするので、早く行かなきゃということで、かろうじて夕方からの回に行くことができた。

これが、最初の期待が低かったせいか、満足いくものだった。キアヌ・リーヴスは歳取っているのだが、それは仕方がないとして、その歳の取り方も辻褄合わせる設定だし、「1〜3作目の内容は実はネオの作ったゲームの世界なんだよ」ということから始める滑り出して、俄然興味を引きつけられた。どれが現実で、どれがマトリックスの世界?と混乱しながら観進めるのは、面白かった。

日本へのオマージュも今回は現れていて、「TOKYO」や、新幹線が出てきたり、なぜか富士山が大きく見えたりといろいろあったのだが、昨今のハリウッド映画の中国ウケする描き方に辟易していた私としては、うれしかった。

役者が変わっていたりとか、ちょっと残念なところがあったが、18年前の作品からの続編だからしょうがないのかな?とも思う。スミスもあの顔じゃ、ちょっと違う感じがしたし。モーフィアスもスリムになって若返っていたし。でもそれは仕方がないか。「ふぞろいの林檎たち」の中井貴一の上司が替わったときぐらいの残念感だったな(それほどでもない?)。

今、衛生で放映されている「ジョジョの奇妙な冒険」で流れているCMでしか、マトリックスの宣伝は見たことないし、その他からの評判は全く聞かないので、どうなることやら、と思っていたが、観に行ってよかった。でも、更なる続編を作りたい思いが伺えるエンディングだった。次回作が作られたら観に行くかは微妙。