今年度は目標の設定、特に、国語の目標の設定について意識的に考えてみた。夏のフォーラムで、「国語は目標の設定が難しい。」と言われたからだ。ずーっと国語をやっている私にとっては、他の教科がわからないので、難しいとも何とも思わなかった。
国語の目標設定をカテゴリに分けてみる。
子どもの学習成果の判断の基準として
1.まわりの仲間
2.教師
に分けることができる。
1.は「まわりの人にわかるように発表しよう」とか、「まわりの人が感動する作文を書こう。」というものだ。
2.は「正確に読めるか(教師が判断する)」とか、「テストでみんなが90点以上取る」というものだ。
1.は自分の学習の良し悪しがすぐに判断できる。2.は自分の学習に関して、良かった(成果が上がった)か悪かったかが最後になるまでわからない。
次に、作品作成(課題解決)の形態として
3.1つの作品(課題)を複数で作成する(考える)
4.1人が1つの作品(課題)を作成する(考える)
3.は、グループになり、ある課題(問題)を考えてまとめたり、グループで1つの答えを出したりするものである。ディベートやバズセッションである。
4.は、作文を書くことや、テスト問題を解くことなどが入る。
3.は方法、手段などアイディアを出し合い、ある程度おおざっぱな課題でも、達成に向かうことができるが、4.は、形だけをつくろう結果になりやすい。
続く