Pay it Forward,By Gones

上越教育大学 教職大学院 教授 片桐史裕のブログ

多様な性

アパートにいるときは,寂しいので,ほぼテレビを付けている。面白そうなドラマ,アニメなどを予約録画して,流している。ハライチ岩井勇気は,全てのアニメを録画して,チェックしているというが,私はそこまでしない。地上波,BSのペイチャンネルではないものは,だいたいチェックするが,始まりの数分見て気に入らないものはそれ以降見ないようになる。

そんなことをし始めて,気づいたのが,女性同士の恋愛,男性同士の恋愛などを当たり前のように描くものが以前に比べてかなり多くなったということだ。これはアニメだけではなく,ドラマでも言える。

バイセクシャルに,パンセクシャルなどなど,性のありように関しての名詞が多いということは,本当に多様な性のありかたがあるということだ。そしてそれが当たり前のように描かれているということは,社会的に認知されてきているということの表れだろう。

やがて君になる」では,女性が女性を好きということを全く茶化すことがなく描かれており,たくさんのカップルが登場している。主人公の女性は先輩から求愛されているのだが,フラットに対応し,「誰も特別に思わない」と,受け入れるわけではないが,拒否もしない。不思議な世界だ。

男性同士のアニメは……というと,チェックしているものの中には無いのだが,そうか,「BANANA FISH」はそうなのかな?とも思う。女性がほとんど登場しない。原作マンガが出版された当時は,特別な普通ではないもの,という社会の見方だったろうが,今はそれほどでもなくなっている。だから今またアニメ化されているのかな?